月のロボット「SORA-Q」が本校にやってきた!

生徒たちが最先端の宇宙技術を体験
このたび、本校はタカラトミーの「SORA-Q Thank You アンバサダー」企画に応募し、見事採択されました。この企画は、世界中の子どもたちが自然科学に対する興味や関心を持つきっかけになること、難しい事や新しい事に挑戦していく事の大切さ、夢と希望を与え自分自身の未来を創り出す力を信じるきっかけとなることを期待して実施されています。
本校にも1/1スケールの「SORA-Q Flagship Model」が届けられました。この「SORA-Q」とは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ソニーグループ株式会社、同志社大学生命医科学部 医工学科の渡辺公貴教授、そして株式会社タカラトミーが共同開発した超小型の変形型月面ロボットの愛称です。
渡辺公貴教授のこのSORA-Qの開発プロジェクトは、その革新性が高く評価され、ForbesJAPAN Xtrepreneur AWARD 2023でグランプリを受賞したほか、内閣府主催の第7回日本オープンイノベーション大賞では最高賞にあたる内閣総理大臣賞を受賞しています。
今回本校にある「SORA-Q Flagship Model」は、実際に月にいった機体と同じ大きさ(直径約78mm/変形前)、同じ変形、同じ動き(バタフライ、クロール走行)を再現した、1/1スケールモデルです。専用の無料アプリを使って、月面での動き(変形や前後左右の操縦)や本体カメラでの写真撮影、ARを活用したアプリ内ミッションでの月面探査の疑似体験を楽しむことができます。
生徒たちは、初めて見る月面ロボットに目を輝かせながら次々と操作を試み、あっという間に使い方をマスターし、体験していました。専用アプリでモデルを動かし、「こんな動きで探査してるんだ!」「ほんとに変形した!すごい!」と興奮気味に話す生徒、そして「これが月にいって、自律してうごくのか!」と感動している生徒の姿が見られました。科学や宇宙に関心を持つ生徒たちにとって、まさに「夢が現実につながる」、最先端の宇宙技術を肌で感じる貴重な瞬間となりました。
寄贈いただいた「SORA-Q Flagship Model」は、今後の授業や工業や学びプロジェクトでも活用し、生徒たちの宇宙や科学への関心、探究心を一層深めるための教材としていく予定です。
この貴重な機会を与えてくださったタカラトミー様をはじめ、SORA-Qの開発に携わられたJAXA様、ソニーグループ様、そして同志社大学様、渡辺教授に心より感謝申し上げます。生徒たちが世界最先端の技術に触れたこの経験は、将来、宇宙をはじめ、様々な分野で新しい未来を創り出すマインドにつながると思っています。(技術科 沼田和也)
SpaceHour91 SORA-Qの月面着陸の話と今後の展望
同志社大学生命医科学部の渡辺公貴教授をお招きし、「SORA-Qの月面探査成果と未来への展望」と題してお話いただきました。



