SecHack365に挑戦
年齢や立場を超えてセキュリティを開発する
という取り組みにおいて、本校の生徒がこれまで2名選ばれています。辻本さんと遠藤さんです。WEBサイトによれば、
「SecHack365は、”SECURITY + HACKATHON 365 DAYS”を意味する名称で、25歳以下を対象 に、他にはない365日の長期ハッカソンによるモノづくりの機会を提供します。
NICTをはじめ、大学や企業など様々な分野で活躍する研究開発・セキュリティのスペシャリスト からなる専門家集団(トレーナー)の助言を得ながら、サイバーセキュリティの課題解決に資する 実践的な研究・開発に取り組みます。
議論の中で課題を分析したり掘り下げたりしながらサイバーセキュリティへの理解を深め、専門 家や先輩、仲間たちの助言を活かしてさまざまな改良を加え、その経緯や成果を発表してさらな るフィードバックをもらいながら研究・開発を進め、多くの刺激と1年間という長期ならではの深い 体験を得ていきます。」
とあります。選ばれるとすごい方々がメンターをしてくださって学生さんたちをサポートしてくださいます。選ばれた遠藤さんは、もともとプログラミングなどITのスキルが高かったのですが、選ばれてから会話に出てくる言葉に磨きがかかってきました。1年間かけて、各自のプロジェクトに取り組んで最終的には発表会にて、専門家からコメントをいただけるという素晴らしいプログラムです。
次の応募にぜひ挑戦してください!(技術科 沼田和也)
遠藤さんの発表はこちらから(https://youtu.be/Tv4CUq_zwP8?si=Vqw3icqjKpyXolZJ&t=258)
以下、遠藤さんの感想です。
SecHack365の何がすごいって、本当にやりたいことをできるところです。
なかなか難しい大きなスケールの研究でも、トレーナーが本気で考えて(思索して)くれます。
それに加えて、「やりたいこと」に必要な費用も補助してもらえます。実際に私は、Google Cloud Platform(GCP)を使って研究をしました。
中学生で、セキュリティや開発に興味を持つ人は一定数います。私もそうですが、その時に困ることの1つが開発費用の出処です。
大学生ならアルバイトやインターンなどで、ある程度は稼ぐこともできるのですが、中学生だとせいぜいお小遣いを貯める程度です。
その程度では、数十万は必要となる開発費用の出費など、夢のまた夢です。
ですが、Sechack365は、自分の心の中の「やりたいけど、やれない」を起爆剤にActionし、実現させることができる場でした。
そして修了後も、チャットやSecHack365 Returnsというイベントなどで修了生同士での交流の場が用意されています。
もしかすると、SecHack365ではなく、SecHack∞(無限)なのかもしれないとも感じます。