国際科学コンテストで寺石さんが発表されました!

「やってみる」が世界への第一歩
2025年3月、つくば国際会議場で開催された「つくばScience Edge 2025」に、同志社中学校2年の寺石悠暉さんが参加し、自作の自由研究を堂々と発表しました。世界中から集まった中高生の中に混じり、自分のアイデアや自由研究の取り組みを語る姿は、とても中学生とは思えないほど頼もしいものでした。そして隣の生徒は、モンゴルから来た高校生で、英語での研究の情報交換や英会話もふくめとても楽しそうでした。
寺石さんのテーマは、「自然環境に優しい水循環装置の検討」。ペットボトルとストローを使って、電源なしで水を循環させる装置の開発に挑みました。身近な飼育環境から着想を得て、何度も試作・実験を繰り返したそのプロセスは、探究そのものでした。研究ではサイフォンの原理を応用し、数々の失敗から得た知見を丁寧にまとめておられました。
Science Edgeでは、審査員となる専門家からのアドバイスももらえる貴重な機会もあり、「自分の研究が誰かに認められ、価値あるものとして受け止めてもらえる」という経験は、生徒にとってかけがえのない自信につながります。はじめは不安でも、「やってみたい」と思ったときがチャンス。英語や専門知識が不安でも大丈夫。誰もが“はじめて”からスタートしています。寺石さんのように、日々のふとした疑問を大切にし、挑戦してみること。そんな勇気が、世界とつながる一歩になるかもしれません。みなさんの今年の自由研究も、世界に届けてみませんか?(沼田 和也)



