『NEXUS 情報の人類史』上・下
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拾い読みするだけでも面白い!探究のヒントがたくさんある!
河出書房新社さんより 『NEXUS 情報の人類史 』上・下が発行されました。 私は技術教育や情報教育を担当していますが、 このユヴァル・ノアハラリ氏のこの書籍を手に取って 興味深いところから読み進めてい
ます。 正直にいうとまだ全部を読めていませんが、拾い読みをするだけでも面白く、 多くのヒントをいただける本だなと思っています。 情報ネットワークの歴史の中で、 AIがもたらす未来について言及されています。 生成AIをという言葉を耳にしない日はないと感じる今こそ、読みたい本です。
・情報の正しさとは何か?
・情報の管理方法が、 社会のあり方をどのように変えるのか?
・情報ネットワークを民主制と独裁制の制度面から比較すると?
などとても興味深いです。 今私たちは発展しつつあるAIという新しいテクノロジーとどうやってつき合っていくかという問いに直面しています。 「グローバルな帝国か、それともグローバルな分断か」についてはまさに、誰が情報を
コントロールするのか? などこれからの社会を考える上で避けては通れないことであると思いました。
本校ではすでに社会科の授業でユヴァルノア ハラリ氏の『サピエンス全史』 を扱っており、 この新しい本も学びプロジェクトでもテーマとしてとりあげていきたいと思っています。 (文: 沼田 和也)
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