[気づきnote]が生む大きな学び
未来につなげる新しい放課後のかたち”学びプロジェクト”
学びプロジェクトは参加して終わり、体験して終わりではありません。貴重な本物の経験のあと、もう一度自分ごとに落とし込むために「気づきnote」を書いてもらうことを推奨しています。生徒によっては、1行や2行ではなく1,600文字を越える気づきを書いている生徒もいます。その気づきをたくさん蓄積した生徒の皆さんの集計結果が発表されました。以下の10名は数多くの気づきを記録していて、最高で99件の気づきを登録し、一人で約7,300文字を書き残しました。和田さん、松村さん、伊藤さん、勝部さん、原田さん、羽室さん、松田さん、高橋さん、村木さん、小森さんです。
「気づき」を記録することは、単なるメモの作業にとどまりません。それは、自分自身を深く見つめ、学びを次のステップへつなげる重要なプロセスです。
「なぜ?」と思ったことや、「もっと知りたい」と感じたことは記録しなければ3秒後には消えていってしまいます。できるだけ新鮮なまま思ったことやひらめいたこと、気づいたことを記録し、蓄積していけばそれは後に大きな探究テーマへと発展する可能性を秘めています。それらを蓄積してきたノートは、自分がどんなことに興味を持ちやすく深めたいと思っていたかを思い出させてくれるものであるばかりでなく、それらの記録を証拠にしてエッセイを書いていくための手助けになることは間違いありません。
小さな積み重ねで視野を広げ、未来の可能性を切り開く原動力のようなものが学びプロジェクトにはあるのです。(沼田 和也)