制御した目の前のLEDテープが人工衛星を想像させてくれる本物感
SPRESENSE™でLEDテープを制御する
技術科の授業ではArduino環境で、SPRESENSE™を制御するプログラミングを体験している。市販のLEDテープを買ってくれば、すぐに光らせることができるわけではない。LEDテープの情報が書き込まれているデータ(ライブラリ)を読み込む必要があるのだ。編集画面の「スケッチ」にライブラリを「インクルード」して、SPRESENSEを「ボード」として設定したり「ポート」を指定したりする必要がある。この”ハック”しているかのような感覚で、身の回りの部品を生きたものに作っていく楽しみは、まさに本物だ。こういった常識的な作法は、よくある学校の教材・教具では触らずに済むようにあらかじめ設定されていることが多いので、この感覚は味わうことはできない。
LEDをまず点灯することを確認したら、生徒たちは思い思いにコードを改良していく。LEDテープのどの長さを光らせるのか?色は?タイミングは?など、調整できることをあっという間に獲得していく。点灯と消灯のタイミングをずらしながら点灯(消灯)させるLEDの番号をタイミングよく変えていくプログラムにしてしまえば、まるでLEDの光が管の中を生き生きと流れていくような演出をさせることもできるのだ。この瞬間、LEDテープは、ただの電子部品から愛おしい光の宝物に生まれ変わるのだ。この本格的なハック的なプログラミングによる制御を楽しんでほしい。
このSPRESENSEは、実際の月の探査プロジェクトに搭載されている本物だ。目の前のLEDテープが人工衛星の姿勢を制御するアクチュエーターだったら、、と想像するだけでワクワクしてくる。(沼田)
同志社大学の渡辺先生の記事が載っているHP
https://www.takaratomy.co.jp/products/sora-q/
SPRESENSE™について
https://developer.sony.com/spresense/
https://developer.sony.com/ja/develop/spresense/#spresense-use-cases
※SPRESENSE™は、ソニーグループ(株)またはその関連会社の登録商標または商標です。