命の始まり
繋がれた奇跡と共に、生きる
伊藤さんは、芸能人の自殺や自殺未遂の報道をきっかけに命の大切さを、地球の歴史から考察されました。
「(前略)・・この状況は深刻であり、若い世代で死因の第1位が自殺となっているのは先進国では日本だけだ。調べているとふと、なぜ私は生きているのかと疑問に思った。子孫を後世に残し、それを繋ぐことで私たちが今生きている。だが最初の生命はどうやって誕生したのかが分からないので調べることにした。きっとこれを調べる機会はあまりないだろうし、それが分かる事で命についてより理解が深まり、大切にしようと思えると思う」と述べられています。
この研究には、「命の大切さ」という強いメッセージが込められています。生物の多様性や進化の過程を紹介され、私たち自身もこの長い歴史の一部であり、生命の繋がりの中で生きていることを想像させてくれます。私たちが今ここに生きていること自体が、数え切れないほどの奇跡の積み重ねであることを感じる研究で素晴らしいと思いました。(教頭:沼田和也)