フォーミュラー・カーの設計と開発
バランスを取りながら設計の戦略を
宮谷先生は同志社大学で、大学生のレースで使用するフォームラーカーを設計・製作されています。その開発秘話など面白い話であっという間の40分でした。ブレーキとステアリングを中心に開発にかかわってこられたとのことでした。車の設計するだけでも、たくさんのパーツがあり大変なのに、スポンサーから援助をもらうために、企業に営業まわりにいったり、報告に行って人脈をつなぐ努力をしたり、とても大変で、とてもやりがいのあることだということを感じました。まさに本物という感じでした。(沼田)
【気づきnote】
・「小型フォーミュラカーであり、0〜75m の加速を計測する。 パイロンを置いたコースでのタイムで競うので軽さは特に重要だと感じた。さらに重心やマシンの性能などでも評価されるのでマシンの性能が偏っては勝てない。車両制作費は500万円ほどなので価格としてはFIA F4並の価格なのでスポンサーが必須である。マシンの心臓である、エンジンはモータースポーツ業界で有名な企業が担当をしている。学生フォーミュラでは起こったトラブルをまとめて再発防止に徹する。そしてドライバーはAsset CorsaというPCレーシングシュミレーターのMODを使っている。
ここからは考察になるが見た目や仕様は全く違うが映像を見たところ全日本カートと良い勝負を繰り広げそうである。1980年代に危険すぎて禁止されたグランドエフェクトというものがあるが最高速度的に空力的効果はそこまで期待できないがドラッグはかなり減らせると考えた。他の学生フォーミュラマシンをネットで調べてウィングのないマシンが存在した。これは恐らくダウンフォースを犠牲にした軽量化であると考察できる。小さなコーナーをいくつも抜けるのでロングホイールベースのマシンは学生フォーミュラマシンには向かないであろう。そしてサスペンションはダブルウィッシュボーン式のサスペンションのように見えた。
プッシュロッドかプルロッドかはチームのマシン作成哲学にもよると考えられる。今日の学びプロジェクトで私は学生フォーミュラマシンがとても興味深いと感じた。」(3年大野)
・「仲間と役割分担しながら一つのものを作り上げていって、学生フォーミュラという大会に出て勝負をすることがとても面白いなと思いました。私もモノづくりが好きなので、大学生になったら大会に出たいと思い今のうちにできることをやりたいなと思いました。」(1年和田)
【参考】
同志社大学機械理工学科の福生さんのインタビューが載っています。https://one-purpose.doshisha.ac.jp/campuslife/5qa/se/energy/