会社を作ろう!

自分ごととして会社の立ち上げを学ぶ授業
八木先生の授業のアウトプットはいつも生徒の手作りで行われます。タブレットアプリ全盛の時代であるからこそ、味のある生徒作品が揃い、それらは廊下の壁一面に貼られます。
社会科の経済分野では、市場のしくみや企業の役割、お金の動きについて学びます。八木先生の授業では、覚えて終わりとか単なる暗記にとどめのではなく、「実際に会社を立ち上げるとしたら・・」という設定で、学んだことを自分ごととして獲得することを目指します。生徒たちの頭の中には、市場経済の知識を土台に、需要と供給、企業の役割、労働と雇用の関係などさまざまな知識の理解を深め、仮想の会社を設立するワークに挑むのです。各グループで創業計画書を作成し、求人広告を作り、仮想投資家に向けたプレゼン(ピッチ)を実施します。
・リサイクルの仕組みの再定義
・農業の価値について新しい光を当てる
・ホテル業界にエンタメ要素
・AIのビジネスへの適応
生徒たちは、独創的な会社を設計し、発表してくれています。生徒同士での「どの会社が魅力的か?」など、議論しながら企業活動の本質を学んでいることは想像に難くありません。本校に見学された時には、ぜひこのコーナーで生徒たちの学びを追体験していただきたいです。(文: 技術科 沼田 和也)



