機能性をかなえるケースをデザインする
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設計の手ほどき
外村先生の技術の授業では、設計の手ほどきを獲得することをテーマに、オリジナルケースのデザインに取り組んでいる。3Dプリンターで好きな形を作り、出力するだけなら簡単なことだ。しかし、技術の授業では、「機能性」を叶えるデザイン設計がテーマとなっている。
まず、電子部品を半田付けして電子回路を組み立てる。その基盤の機能を満たすケースの形状を考えるため、寸法を50分の1ミリの精度で計測する。CADでモデリングしつつ、オリジナリティを加えたデザインを再設計する。
ケースのデザインに機能性を持たせることで格段に難易度は上がるが、それが設計の醍醐味であり、技術の授業ならではの“設計の手ほどき“の授業を受けることができる。エンジニアリングとアートの橋渡しをするプロダクトデザイナーを想像してほしい。(沼田)
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