廃材を使ってアクリル看板を作る
小野田さんの創造性あふれる取り組み
小野田聡さんの「廃材とLED照明を使って光るアクリル看板を作る」は、工業部でのモニター分解活動から着想を得て、廃棄されたモニター内部のアクリル板を再利用し、光る看板を製作するプロジェクトです。この研究は、廃材の有効活用と、光の拡散原理に基づいた創造的な製作活動がブレンドされています。モニター分解の経験から始まり、アクリル板が導光板としてどのように機能するかを解説し、その特性を活かした看板の製作過程へとつづきます。特に、導光板のドットパターンが光の拡散にどのように影響するかの観察と検証は、科学的探究心と実験精神に富んでいてすばらしいです。また、製作の場面では、具体的な材料の寸法、LEDテープの配置、土台や支えの作成方法など、再現性の高い情報を提供していて、読者が同様のプロジェクトを試みる際の参考となる。製作した感想では、木材の扱いやノコギリの種類の選択など、製作過程での学びや次回への改善点も述べていて、実践的な知識の獲得されています。
この取り組みは、技術的な知識と創造性を組み合わせた優れた例で、廃材を利用した環境に優しいプロジェクトとしても価値が高いと思います。また、技術的な原理を理解し、それを基に実際のオブジェクトを製作する過程は、STEM教育の観点からも優れている。技術と創造性を融合させたプロジェクトの成功例を示しており、同様の興味を持つ生徒やDIY愛好家にとって大きな刺激となると信じています。(技術科: 沼田和也)
小野田さんのスライドはこちら
https://jhs.js.doshisha.ac.jp/wp-content/uploads/2024/02/7b59cbcf7076006d90d2bc953cc866ae.pdf