Bridge Contest 01
限られた条件の中で、橋を渡す
4ミリ角のバルサ材を使用して平面のトラス模型を製作し、破壊試験を通して強度を評価することを目的としたブリッジコンテスト。生徒の皆さんが、「良い」と思う形を作り、橋模型の構造物とします。そして、本やペットボトルをおもりとしてつりさげ、どこまで耐えられるかという強度試験をします。自分達で破壊試験をしながら、どれくらい強い構造物を作れたかを理解します。
このブリッジコンテストは、世界中で様々なタイプのブリッジコンテストが行われています。
イリノイ大学のブリッジコンテストのページ
数年前からアジアを中心とした国々(韓国、中国、台湾、ベトナム、インド、フィリピン等)を回り、破壊試験台を持ち歩いてブリッジコンテストの授業を行っています。韓国では、韓国の高校生と中学生と本校の生徒が国際的なチームになって、強度試験をしました。破壊試験の時には手を取り合って喜ぶ姿もあり、言葉の壁を越えてアイデアを共有したり喜びを分かち合える体験は教育的にも大きな意味があると考える。将来は、アジア国際ブリッジコンテストを立ち上げられたらいいなと思います。
ちなみに、1997年フロリダのTampa市にてITEA(国際技術教育協会、今はITEEA)のカンファレンスがあり、そこでブリッジコンテストのシュミレーションソフトと出会いました。実際に本物の木材なり鋼なりをつかった構造物で強度試験したほうが面白いじゃないかと思いました。日本にもどってきて、ブリッジコンテストに取り組みはじめ20年が過ぎました。