国境を超えてアイデアを共有する

Asia STEAM Camp × ASIA PACIFIC Future Leadership Camp2025
2025年9月21日(日)、株式会社アーテック本社を会場にして、Asia STEAM Camp 2025 / Asia-Pacific Future Leadership Camp が開催されました。バングラデシュ、フィリピン、マレーシア、タイ、香港、韓国から合計168名の生徒たちに加えて教育関係者や教材会社の代表の皆さんも集まりました。国際的な規模で、次世代の学びとリーダーシップを育む一日となりました。
小学生の部と中高生の部に分かれそれぞれロボットプログラミングなどSTEAMでつながる競技で交流を深めました。国が違う生徒たちで構成されるインターナショナルなチーム編成です。
「マシュマロチャレンジ」でアイスブレイク。初対面の仲間と協力して紐とパスタでタワーを作りました。緊張していた表情がだんだん緩み、チームとして馴染んてくるのがよくわかります。その後、アーテックブロックを使って「動く遊園地」をテーマに創造活動に挑戦。各チームが工夫を凝らし、英語でプレゼンテーションを行いました。
参加した生徒の気づきnoteからは以下の感想が寄せられました。
・「とにかく、『参加して良かった』この一言につきます!私はプログラミングという物を生まれて一度もやった事がなかったので、このプログラムに参加するのを最初は迷っていたのですが、大好きな英語に触れられるいい機会だと思い、勇気を出して申し込んだら、こんな素敵な日曜日になって、本当に参加できて良かったと心から思っています。他の国の同年代の子達の英語力に刺激をもらった事は勿論、リーダーシップ力やコミニュケーション能力の素晴らしさに、私ももっともっと頑張らないといけないなと思わせてもらったし、プログラミングにとって一番必要な事は、技術や能力ではなく、どこまでみんなで協力して、あきらめずに最後まで出来るかだという事も学べて、私の価値観がまた広がりました。やっぱりこうやって知らない世界、知らない人達との出会いを広げてくれる学プロが私は大好きです。またこうやってやった事がない事や、知らない事の学プロにもどんどん積極的にチャレンジしていきたいと思います。」(2年山本)
・「私はこの学びプロジェクトを受け、海外の友達を作るには積極性と英語力が必要だと感じました。もし、このプロジェクトをまた受ける機会があれば、その時は積極的に話しかけてみようと思います。」(1年数井)
STEAMを通じた交流は、単なる知識や技術の学びにとどまらず、協働性や挑戦心を引き出している集まりだなと私も思います。特に今回のキャンプでは、生徒たちだけでなく、アジア各国の教育関係者や教材会社の代表も参加しました。STEAM教育の今後、国際的な教育課題、教材開発の展望などについて意見を交わし合い、教育を牽引する立場としてのリーダーシップを確認し合う場となりました。生徒と大人がそれぞれの立場から交流し、同じ地域に立ちながら共に未来の教育を語り討論することができることは、Asia STEAM Camp・ASIA PACIFIC Future Leadership Campの大きな特徴であり、価値であると思います。
参加した生徒たちの笑顔、国境を超えて協力し合いながら目の前の課題を共同して取り組むことができる特別な舞台となりました。このような機会の先に、未来を共に描くことができる幸せがあるのだろうと、国境を超えた新たな可能性を感じました。(技術科 沼田 和也)
Asia STEAM Camp 2025 / Asia-Pacific Future Leadership Camp
On September 21, 2025, Asia STEAM Camp 2025 / Asia-Pacific Future Leadership Camp was held at Artec headquarters in Osaka. A total of 168 students from Bangladesh, the Philippines, Malaysia, Thailand, Hong Kong, and Korea took part, together with educators and representatives from leading educational companies. It was a day of international learning and leadership.
Students worked in international teams on STEAM activities, starting with the Marshmallow Challenge to break the ice, followed by creating “moving amusement parks” with Artec Blocks and presenting their work in English.
The camp also provided a platform for educators and companies to discuss the future of STEAM education and leadership. Smiles, teamwork, and dialogue across borders made this a special opportunity to imagine and build a shared future together.
(Written by Kazuya Numata, Technology Education, Doshisha Junior High School)



