先生から溢れだすリベラルアーツを感じ取る体験
\ 同中 学びプロジェクト report /
世界各国の文化(culture)と音楽(music)に触れていくシリーズ【まるごと!The WORLD MUSIC】。今回は、『動乱の20世紀を生きた知られざるリゲティの世界』と題して、2023年に生誕100年となる現代音楽作曲家【ジェルジュ・リゲティ(2006没)】の生涯とともに、動乱の20世紀の舞台となった【ハンガリー】や【オーストリア】などの彼が生きた国について、その時代背景なども学びながら、リゲティの音楽に触れる体験ができる講座を実施しました!
講師は、オルガニストでもある同志社高校の佐川淳先生(音楽科教諭)。まるで白熱教室のような問答を交えたセッションで、リゲティの人生と音楽が生まれた歴史背景を学ぶ参加生徒たち。先生から溢れ出る教養のパッションに引き込まれるように、目を輝かせながら、幾度もうなづきながら話に聴き入っていました。後半は、普段は立ち入ることがないパイプオルガンの演奏台へ。本校のグレイス・チャペルのためにドイツから材料と職人を手配して作られたパイプオルガンについて、その楽器としての仕組みや構造を丁寧に解説してもらい、実際にバッハの楽曲と、リゲティの楽曲の演奏を体感しました。音が振動までも伝わる大迫力に全員が鳥肌をたてていました。最後には、実際にオルガンに触れてみることも体験して、とてもスペシャルな企画になりました!
<参加生徒の「気づきノート」より>
いつも気になっていた同志社チャペルのパイプオルガンに触れることができて、とても楽しかったです!また、その中身も見れたので、とても興味がわきました。今回習ったリゲティは、音楽作りの基本や、音符を使った楽譜にもとらわれないで、自分独自の音楽を作り上げていました。また、その音楽ができたきっかけとなる時代背景なども知ることができて、学習をつなげて生かすことの大切さと、楽しさを学びました。音楽の奥深さを感じることができました。(1年 Hさん)
礼拝で流れるオルガンが好きでよく聴いているんですが、生で聞いたことが無くいい機会だなと思い参加してみました。佐川先生は音楽の歴史にも着目して教えている所が素敵だなと感じました。音楽の歴史の解説も凄くわかりやすく、知らなかった事を一気に知れて音楽の歴史に興味が湧きました。今回見たオルガンは学校の授業で習った事があったのですが実物や生で聞いたことはありませんでした。しかし今回は実際にチャペルのオルガンがある場所まで行き、実際に中も少しだけ見させてもらい実際に弾かせて貰った。本当に貴重な経験になりました。(3年 Fさん)