1ヶ月遅れでごめんなさい。Newton2024年2月号の特集は「永久保存版 科学の名著」です。全62冊の書籍が紹介されていますが、今回は数学関連の8冊の記事を抜粋してご紹介します。
全て本校数学博物館(廊下またはメディアスペース)に所蔵しています。いずれも中学生の皆さんが読んで楽しめる内容です。ぜひ手に取っていただきたいです。
-
イアン・スチュアート著、水谷淳訳「数学を変えた14の偉大な問題」(SB CREATIVE)
「フェルマーの最終定理」をはじめ、数学の発展を進めた重要な問題を14個紹介しています。 -
イアン・スチュアート著、梶山あゆみ訳
「自然界に隠された美しい数学」(河出書房新社)
オウムガイの螺旋(らせん)、シマウマの縞(しま)模様、宇宙の形などを写真や図を使って解説しています。 - マーカス・デュ・ソートイ著、冨永星訳「素数の音楽」(新潮社)
「数学を変えた14の偉大な問題」にも紹介されている素数に関する未解決問題「リーマン予想」を中心に数学者の研究史を描いています。 - ダレル・ハフ著、高木秀玄訳「統計でウソをつく法」(講談社ブルーバックス)
初版が1968年の歴史的名著です。以前、本校HPで紹介しています。 - 遠山啓著「数学入門(上)」(岩波書店)
明治以降の日本の数学教育史を概観して、「量」的概念の理解が数学教育に必要であることを解説した名著です。 - アミール・D・アクゼル著、青木薫訳「『無限』に魅入られた天才数学者たち」(早川書房)
「無限」に◯◯するとどうなるのか?という研究は数学の分野の1つになっています。 - J・Hコンウェイ、R・Kガイ著、根上生也訳「数の本」(丸善出版)
数の歴史、円周率、ネイピア数他、数について多くの話題が集められた本です。 - ジョニー・ポール著、山崎直美訳「目で見る数学」(さ・え・ら書房)
タイトルどおり数学を「目で見る」図鑑です。絵や写真が豊富で楽しくおもしろい数学の本です。
(数学科 園田毅)