衛生的に使える消毒スプレー押し機
「みんなのためにできることをしたい」自由研究
夏休み明けに磯部君が「衛生的に使える消毒スプレー押し機」を学校に持ってきてくれました。手を使わずに消毒液を手にすることができる仕掛けのものです。すごいなあと思ったことは、ホームセンターで入手できる材料(塩ビ水道管、ゴム、タコ糸など)のみを使ってコスト面を意識されたほか、ポンピングできる仕掛けはもちろんのこと構造の強度とのバランスを考えて作られていて、試行錯誤の後がよく伝わってくるものでした。トロンボーンがヒントに考えたようですが、その発想にも関心しました。そして、「軽く、安く、電気を使わない、どこでも使えて丈夫な衛生的な消毒機」(磯部)というてんこ盛りの仕様条件をかなえたものであるとも思いました。
また、磯部君は「大雨や地震など自然災害で非難する事が毎年起こっていて、そういった災害時でも衛生的に使える消毒機を自分で作ってみたい」という気持ちから作り始めたと言います。みんなのためになることをかなえるために努力することで、結果として自分の能力も大きくなっていく、そんな価値ある探究活動だなと感じました。(沼田)