第5回 建築・プロジェクト
わくわくする建築
シリーズ「建築・学びプロジェクト」はJIA(京都地域会建築と子どもたち https://jia-kyoto.org/activity/children.html)で活躍されておられる建築の専門家のみなさんからリレートークしていただけるプログラムです。まるで大学の講座のようですが、内容は中高生むけに話を作っていただけますので、安心して参加していただきたいし、ざっくばらんに質問したり雑談もできる雰囲気で、このコースを運営しています。
第5回では、06/21(月)18:30「わくわくする建築」というテーマで後藤 直子氏(http://www.place-lab.com/)、副田晃彦氏(https://soeda-akihiko.com/access/)のお二人からとても熱いプレゼンテーションをいただきとても感謝しています。(沼田)
以下は生徒の気づきノートです。
・「自分が住む側と考えて建築をすることでよりよい建築になると思いました。また、昔ながらの建築を尊重して建築 をするというのがいいと思いました。
」(1年)
・「副田 晃彦さん
料理旅館 右源太
テイストや形状を対象にしていて面白いと思った
洋風のデザインを取り入れつつも畳とよくあっていて、和と洋をうまく組み合わせていてきれいだと思った。
手すりはきれいだし、夜でも見える実用性もあり便利だと思った。
京都市中京区のホテル
傘をシェイドにするのがかっこよくて好きだった。
六絲水
先輩のパースを見た事があったが、パースがそれよりも圧倒的に上手くてすごいと思った。
後藤 直子さん
京セラ美術館
美術館を作った事自体がすごいと思った。
入るところが2つあるデザインは、「もう一回来よう」と思えていいと思った。
階段の螺旋のフォルムが素晴らしくきれいだと思った。
移動時でも楽しめて、楽に歩けるデザインになっていることで、途中での意見交換などもできて楽しいだろうと思った。
きれいな空間が使われないのはもったいないと思った。
一つの柱に周りがガラス張りのデザインがかっこいいと思った。
ロームシアター京都
縦に大きく積み上げられていて、人がより多く入れていいと思った。」(1年)”
“・「まず、副田さんの話では、あえて骨組みを見せたりとか、手すりから光が出たり、技術的にもデザイン的にも良かったりなどの、たくさんの人をわくわくさせてくれる工夫を見て、すごいな、面白いなと思いました。実際に使う人の目線に立って考えているのもすごいと思いました。その使う人の仕事内容だったりも毎回調べて設計しているのかなと思い、大変そうだなと思ったのですが、それがとても大切なことだとわかりました。
普段あまり気にしていなかった工夫などを、今度から、この建築にはどんな工夫がされているかなぁなどと興味を持って見ていこうと思います。
とても私の好みに合った建築で、見ていて楽しかったです。
また、後藤さんの話では、今度行ったら見てみようとか、見るために行こうとか思うような、建築を紹介してもらって、とてもよかったです。
行ってみたいなと思いました。
そして、二人の話に共通して、元の建築を大切にしながら、新しくリノベーションするのはすごいなと思いました。
直すだけでなく、新しいアイデアを追加していくという創造力もすごいんだなと思いました。
それに、京都は特にだと思うんですけど、現代っぽさを出しているのに、古くからの歴史を感じさせるような、そんな建築ができるのはすごいなと思いました。」(2年)”
・「建築家プロジェクトでは毎回ワクワクする建築をみれるのでワクワクします。」(2年)
・「建築は人々の生活の中でとても大切なものでありよく考えないといけないものだと思いました。」(1年)
・「私は今回の建築学びプロジェクトに参加して、感想で誰かが言ってくれていたと同様に私も木を使って加工したり工夫したりしている建築士が多いことを感じました。木を使うことで日本人は心地よさを感じまた、落ち着いて暮らせるから木を使っているのかなと感じました。また、美術館などは中の展示物も大切だけれどその建物自体も技術の詰まったものだと言っていて建物もよく観察するとおもしろそうだと思います。」(2年)
・「昔の建築を今の建築と組み合わせたり昔の建築を今の建築と合わせるのはとてもいいなと思った。」(2年)
“・「建築・学びプロジェクト第5回、とても楽しく、ワクワクが止まらない時間になりました。
そして、お話を聞いて、実際に自分の目で見に行きたいと思うようになりました。
今までの建築・学びプロジェクトに参加してきて住民やクライアントの思いを考えて設計されている皆さんの情熱を肌で感じ、だんだん建築物を見に行ってみたいなと思うようになりました。その大きなきっかけとなったのが今回のお話です。
後藤さんが紹介してくだっさた国際会館会議場は家の近くにあり、前を通りがかる度に中がどんな風になっているのか気になっていました。まさか、中に入ることが出来るとは思っていなかったので、驚いたのですがとても嬉しくなりました。次の建築の日に見学をしようと思います。
副田さんが設計されたホテルで、影を利用しているのが印象的でした。特に傘を使ったレストランが好きで、天井をデザインすることでより素敵な空間をつくることが出来ると知ることができました。
」(3年)”
“・「ワクワクする建築 〜非日常が体験できる空間〜 旅館、ホテル、商業施設など
①和風×外国人にも優しい→掘りごたつかけるより。煙が出るので、上に換気扇。
「→だろう煙が出るので、上に換気扇。
洋風→暖炉。吹き抜け、露天風呂、複雑な骨組みをわざと見せるなど、日本らしさをアピール
②中には、レストランの照明を笠谷さんとのコラボ、日光を入れる、レトロ感、波打つように気を配置→天井の圧迫感を減らす。
和風の雰囲気を残しつつも、外国人の人に使いやすくデザインするのは楽しそうだと思った。
京セラ美術館、古いのを直すだけでなく、新しいのを入れる。生まれ変わる。本当のデザインを尊重して改良。ぜひ、身近な駅なども見てみたい。」(2年)”
“・「今回のお話もとても面白かったです。
最初に副田さんが話しておられた、旅館はとても素敵でした。階段の素材を変えて光を入れるだけで、ぱっと明るい印象になっているところが驚きでした。エントランスでは、もともとあった天井をはがして昔の骨組みを残しておくことで、趣が出ていいなと思いました。二つ目に紹介されていたホテルの傘を使った照明というアイデアがとても面白かったです。傘の模様が天井に反射している様子がとても綺麗でした。副田さんが紹介していたチャペルの曲線的な天井の感じで、神秘的な空間になっていて、このような工夫ひとつで雰囲気が変わっていてすごいと思いました。
後藤さんが話しておられた、京セラ美術館の話もとても面白かったです。京都市美術館は最近行っていなかったので、このようにリニューアルされていること初めて知り、驚きました。建物の入り口は階段をのぼって入る印象があったので、下に降りて入っていくというのは新鮮でした。伝統的な建物も、そのまま残すだけでなく今の時代にフィットするように改装することはとても大事なことだと思いました。また行ってみたいです。
中華店をつくるときに、他の店に行って内装を見るだけでなく従業員や客の様子を観察し、施主だけでなくそこで働く人々や客の気持ちになってつくっていくというところにとても驚きました。建築家の方々は良いものを見てすごいと思うだけでなく、細かいところにも目を配っているというところも驚きでした。自分の質問に丁寧に答えていただけて、とても嬉しかったです。」(3年)”
“・「副田さんのお話を聞いて、副田さんが手がけた建築の照明が、折り紙だったり傘だったり、木の天井の間に隠されていたりと、照明のことが印象に残りました。
今回のお話を聞くまでは照明やライトと聞いたら、部屋を明るくするためのモノと思っていました。ですが、お話を聞いていくうちに部屋の中で天井を装飾するものは照明しかないことに気づきました。よく考えてみると、周りがすごくおしゃれなのに天井だけ普段と変わらない天井だったらバランスの取れていない部屋のように感じると思います。照明が果たすもうひとつの役割を知ることができました。」(2年)”
“・「毎回建築士の方の作品?というか設計された建物見るのが楽しく、今回も素敵でした!
何回も言ってる気がするけれど、木っていいな、、、旅館の部屋だったり、結婚式場でも無垢な木の暖かさが素敵です、、!何か色が付いているよりも全然綺麗でオシャレだし、私は憧れる空間です。特に結婚式場の建物が面白かったです。木だからこそ綺麗な曲線が描け、とても良い雰囲気になっていると思います。天井とか、チャペルの壁とかとても素敵でした!旅館もとても居心地良さそうで泊まってみたいです、、。
そして岡崎のお話も面白かったです。結構普段から家族とそこら辺に行くので馴染み深く、でも知らないこともたくさん聞けました。京セラ美術館の改築反対の話とか、初めて知ったけれど今とっても素敵になっているので良かったなと思いました。庭園とかとても素敵な空間になってますね。私も美術館好きで、美術館の建築の話をたくさん聞けて面白かったです!!まだ変わってから一回しか行っていないのでまた行きたいです…! ロームシアターも行ったことあるし、みやこめっせとか屋台がある広場とか公園とか平安神宮も好きですー! コロナがなくなったらみんなでまた行けたらいいのに、、。 あと大山崎も行ってみたいんです…!アサヒビールの美術館とかも素敵らしいので。京都ってやっぱりいいですね!!!」(2年)”
・「狭い空間でも、広く見せるための設計の工夫に驚きました。人の目は建築でも錯覚出来るということを改めて感じました。」(1年)
“・「直すだけでなく、新しいアイデアも入れる。直すのとはまた違う。時代とともにその建物が持つ役割も変わっていって、また悪くなったということで新しくするということは時代に合わせて建物やデザイン、文化が更新されていっているというということなのかなと思いました。京セラ美術館やロームシアターが新しくなったのは寺社仏閣などの時代的なものを残しているものを新しくするのとは違って更新されていったということで新しいものだからこそのことなのかもしれないと思いました。
行く先々の建物について調べて行ったときに実際に見て良さを感じて吸収するというのも楽しそうだなと思いました。
人々がその建物に対して持つ概念的なものを変えずに、新しくしてよかったと思ってもらえるようにする。
街並みに合わせた建築というのもまた面白いなと思いました。」(2年)”