社会資本の未来を自分ごととしてとらえる授業 1
予防保全〜守りのテクノロジー〜が鍵
社会資本の未来を考える授業をおこなうことができました。2学期、ブリッジコンテストから始まり、アーチ橋づくり、モルタル強度試験などを経て、社会資本としてのインフラである橋をテーマに取り組んできました。今回は、未来を考えることが授業の目標でした。京都国道の福島氏により、京都市を中心とした日本の社会資本の重要さのお話と、直面している課題を率直にお話いただきました。高度経済成長期に作られたインフラをはじめ現在多くの橋梁はメンテナンスが喫緊の課題となっており、その補習予算との関係でより効率のよい守りのテクノロジーが求められている。
橋梁点検の新支援技術としてドローンを使った点検の検討されているということで、生徒操縦体験、撮影体験(ドローン操縦士のインストラクション付きで実習)をさせていただきました。(株)Lpiaskyさんにお世話いただきました。
橋梁点検を始め全国的に展開されておられる(株)特殊高所技術さんより、VRによる点検(高所点検モデル)として、疑似体験(生徒のVR体験)をさせていただきました。
社会資本という言葉は、インフラを意味したり人々のネットワークを含めたものとして定義されたりします。私はハードもソフトも丸ごと含めて、私たちの未来の町づくり、安心・安全な暮らしを、専門家の皆さんといっしょに次代を担う生徒の皆さんとが共に考える機会としての一日になればいいなと願っておりました。みなさんの協力のおかげです。感謝いたします。(沼田)