6月3日(土)、多くの小学生、ご家族の皆さまが本校Open Dayにおこしくださり、ありがとうございました。
本校は「教科センター方式」の学校です。全教科の教科専門教室の他、教科ごとの展示スペース、オープンスペース(教科MS メディアスペース)が配置されています。
今回は、社会科MS(立志館1階&2階)に展示した古書をご紹介します。
これらの貴重な書籍は、本校教員の個人所有で、普段は公開しておりません。特別に、Open Dayにご来場の皆さまにご覧いただきました。江戸時代末期から昭和初期までのさまざまな分野の書籍約130冊を展示いたしました。
この記事では、算数・数学関連の書籍のみページを開いてご紹介しています。新島襄が同志社英学校を設立する1875年(明治8年)より前に出版されているものもあります。19世紀後半、江戸幕府が開国したことにより、漢字・縦書きだった和算の世界にも西洋の数学が取り入れられ、算用数字、筆算が国内に広がっていくことになります。ご紹介の書籍のうち1冊は筆算を練習する本です。さらによく見ると、数字には4ケタごとにコンマが入っていることがわかります。(今は3ケタごとに区切るのが一般的ですが、これは福沢諭吉が1873年に発行した「帳合之法」での主張が普及したからだとNHK「チコちゃんに叱られる!」(2022年3月18日放送)で紹介されていました。)
どの本もたいへん価値のある書籍です。
今後、これらの本にキャプションを入れるとりくみを生徒の皆さんと一緒に「同中学びプロジェクト」で進めていく予定にしています。
次回、皆さまにご紹介できる機会をお楽しみに!
(園田毅)