時間内にダイソン掃除機を分析し評価せよ!
サイクロン掃除機の分解組立からエンジニアリングをトレース
”ライバルのダイソンは最新のサイクロン掃除機を送り出してきた。対抗できる新製品開発のため、サイクロン掃除機を分析してほしい。どこが優れ、どこが欠点なのか、時間内に評価してほしい。 我々は、ダイソンから大量の秘密資料とサンプル商品を入手した。すべての動画、PDF、を全員がみていたらとてもじゃないが時間内に終わらない。
サンプル商品は、分解されたことがわからないよう戻す必要がある。くれぐれもネジの付け忘れなきよう、そして傷ひとつつけないよう慎重にかつ迅速に作業を進める必要がある。
各チームで協力し、一人ひとりが自覚と責任をもってこの分析作業にあたってもらいたい。
分解し、組立完了は27分後とする。
”用意はいいですか?
スタート!”
ダイソンファンデーションのエンジニアリングキットを授業で活用した一例です。とても集中した時間が流れました。以下、生徒の皆さんの感想です。
・こういうアイデアは、どうやっておもい浮かぶのかが気になりました。
・この掃除機を解剖する事で、色々な機械の仕組みや掃除機がどういうものかわかりました。凄い大きな機械を使わなくてもダイソンの掃除機が解体できるという事を初めて知って驚きました!エンジンはちょっと重かったけど,凄く小さいなと思いました。
・知らないところでネジを締めて固定されているのは知りませんでした。
・機械を扱ううえで、1本のネジがなくなるだけで大問題になるということを学びました。それにたくさんのパーツがあるので技術者はたくさんの知識がいると思いました。
・分解するときに簡単に取れたから壊してしまったと思いました。ネジを使わない場所が思っていたより多くて少し驚きました。細かいパーツが少なかったから楽でした。機械の分解はしたことがないので楽しかったです。
・ダイソンのエンジンの構造など前から少し気になっていたので知ることができて、嬉しかったです。それと分解と組み立てが楽しかったです。思ったよりパーツが多かったです。
・普段掃除機を分解できないので、分解出来たことによって掃除機のモーターなどの部品をみたり、強力な吸引力の秘密を知れたので良かったです。分解より組み立ての方が難しかったです。
・初めて掃除機を分解組立して、中身は、たくさんのパーツからなっていて面白かったです。
(沼田)