収穫! すぐき・大根・かぶ
本当に収穫できることが発見でした
10月の記事に「確かな経験が未来をつくる栽培実習」を書きましたが、皆さんが育ててきた根菜(すぐき、大根、かぶ)の収穫の日を迎えました。なぜ根菜に取り組んだのかといいますと、私たちは地域課題へアプローチする取り組みとして“すぐき漬けプロジェクト“に取り組んでいます。有志の生徒が集まって、どうやったら京都の食文化を守っていくことができるかを考え、アクションを作っています。技術の授業でも栽培実習と調理実習という教育活動を通して、科学的な視点、生産技術や生活技術、生活を作り出すとはどういう意味を持つのかという問いにアプローチしてきます。今後、地産地消、ブランディング、振り売りなどの地域の文化へもアプローチしていきたいと考えています。そして授業では、栽培実習を通じて育てることの本物の体験による感性を身につけてほしい、机上の知識に終わらない自分の感じ方に基づいた生きた知識をつかんでほしいと願っているからです。
収穫した根菜を使った料理の開発、レシピを皆さんに報告してもらいたいと思っています。ぜひ楽しんで、調理して食べてみてください。授業として皆さんに求めているのは次のような課題です。
<<技術と家庭で関連した課題>>
1 授業で栽培したもの(すぐき、大根、かぶ)または、スーパーなどで入手可能なすぐき漬けを使った料理を創出する
2 素材の良さを引き出すアイデア、ターゲットを絞ったアイデアなど工夫した料理を開発
3レシピや動画の表現方法は各自工夫しよう
最近では健康志向が有名になってきていて、多くの方が家庭菜園と言って自宅でちょっとした食べ物は自分のお家で作られています。授業での体験はささやかな体験かもしれませんが、確かな本物の体験ですので、私はこれを機会に栽培や食物に関心を持ってもらって自分で栽培することをやってくれれば嬉しいと思います。(沼田)