作品の評価項目の吟味にこそ深い学びがある
本物の体験をくぐらせたからこそできるコメント
デザイン賞をそれぞれが評価しあう本物の審査を展覧会風に行いました。自分たちが製作した作品であるのでメイカーの立場ではあるのですが、審査(評価)の軸をお互いが吟味したうえでそれぞれのパフォーマンスに価値をつける評価者の立場にもなって、展覧会を行います。よく教師が評価して終わりの展覧会はありますが、授業で行うそれは違います。評価する側になること想像しながら、製作し実際に評価することにはとてもたくさんの学びが隠れています。メイカーの立場であるからこそ、小さな傷の意味、輝きの価値を本当の意味でわかることができるのです。
「何を頑張ったのか、何を評価してほしいのか、何を評価すべきなのか、何に頑張ってもらいたかったのか」こういった作り手の思いのこもった「磨き具合」、「形(使いやすさ、壊れないか)」、「美しいもの、いいもの」、そして作品の向こう側にみえかくれする作り手の人柄をかんじることができると思います。
生徒たちが選んだGood Dsign賞は、メディアスペースに展示される予定です。来校の際には、作り手の思いを想像しながらご覧いただき、楽しんでください。(沼田)
The students themselves examine and judge the items to be judged. The works selected for the “Good Design” award will be exhibited at the school. (NUMATA)