ハイサイ!(こんにちは!)沖縄料理の調理実習始まりました♪

3年生、研修旅行に向けた多角的な学び
2月の沖縄研修旅行に向けた事前学習の一環として、家庭科の授業で調理実習がスタートしました!初回のテーマは、もちろん沖縄料理。
今回作ったのは、
モチモチ&ほんのり甘い「ちんぴん(黒ぽーぽー)」、、サクサク食感がクセになる「ちんすこう」のニ品です!そして、香り豊かな「さんぴん茶」と一緒に食べました。
実はこの「ちんすこう」、型にもちょっとした工夫がありました。
なんと、3年生の和田くんが3Dモデルを自作し、3Dプリンタで印刷した『オリジナルのちんすこう型』を使って作ったんです!沖縄の伝統菓子の調理実習を、デジタル技術でアップデート。完成したちんすこうは、形もかわいく、味もバッチリ。「お店で売れるんじゃない?」という声まで飛び出しました。
さらに、今日のレシピには沖縄の食文化の特徴がしっかりと詰まっていました。たとえば「ちんすこう」にはラード(豚の脂)が使われています。沖縄では古くから豚肉が貴重なたんぱく源であり、「鳴き声以外は全部食べる」と言われるほど、豚は島の食文化の中心にある存在です。
また、「ちんぴん」には黒糖を使用。これも沖縄ならではの素材で、さとうきびから作られる黒糖は、島の風土と歴史に根ざした甘味料として親しまれてきました。そんな背景を知ることで、食材一つひとつにも意味があることに気づかされます。どの班も楽しそうに取り組み、教室は終始いい香りと笑顔に包まれていました。2月の沖縄研修旅行が、ますます楽しみになった1日でした♪これからも、食や文化を通して沖縄への理解を深めていきます。
次回の“うちなー体験”も、どうぞお楽しみに!
今回の調理実習は、単なる料理体験にとどまらず、地域文化の理解、家庭科の技術習得、そして創造的なICT活用をつなげる学びの場となりました。生徒たちは「食」を通して沖縄の自然や歴史、人々の暮らしに思いをはせながら、身近な素材の背景にある文化的価値を体感することができました。また、3Dプリンタを活用した和田くんの型作りをはじめ、生徒のアイデアや技術を生かした協働のプロセスも、探究心や創造力、社会とつながる力を育む貴重な機会となっています。これからも本校では、研修旅行に向けた多角的な学びを通して、「自ら学び、他者とつながり、社会に向かう力」を育んでいきます。
(技術科 外村 拓也)



