クラウドファインディングでミンダナオ子ども図書館に水田を!
知ってもらいたいミンダナオ
ミンダナオこども図書館(MCL)の水田づくり(お米プロジェクト)について、長坂さんが全校礼拝で語ってくださいました。
礼拝 ミンダナオお米プロジェクト
突然ですが、皆さんはバナナが好きですか?年中、スーパで必ず目にするバナナ。私たちからすると身近であるバナナの大半は、フィリピンミンダナオ島から来ています。そんなミンダナオ島では、味のないバナナが主流です。ご飯も3食十分に食べられない状況で、お昼は、コーヒーとバナナ。お米は、我慢です。皆さんが日本で食べているバナナは、そのまま食べても甘くて美味しいですよね。このように、ミンダナオでは日本で考えられないような現状に生きる人々がおりその原因として近年勃発している紛争が挙げられます。しかし、そこで、生きる人たちは常に前を向き小さな子供から大人までその土地で一所懸命暮らしています。そんな中、同志社中学校の学プロジェクトでは、このような現状に対して、NPOと協力して、「水田を作るお米プロジェクト」の広報活動をしています。
主な活動としては、子供たちにもっとお米を届けたいということで水田を作るためのクラウドファンディングのために、広報活動をするということです。
例えば、ボランティアスピリットアワードと言う、ボランティア活動を広めることができる全国コンテストに応募して、そのコンテストを通じてより多くの人に知ってもらおうということをしています。
そして、実際に現地、ミンダナオとzoomを繋いで、交流会をしています。英語を使って話したり、聞きたい事を直接聞けるため、活動でのミンダナオの情報は、インターネットではなく、現地の人が実際に話してくれた情報・写真を元にしています。また、交流をしているのは、ミンダナオの子供達で、私たちと同じくらいの年齢の子が多く、小さい子供も沢山います。その子達と同じくらいの年齢の日本の子供たちにも現状を知ってもらいたいという思いで、子供達が読みやすい絵本制作を行なっています。絵本の内容としては、ミンダナオ島での暮らしに、今の現状を加え、そこに住む子供達にフォーカスした形での制作をかんがえています。自分達が実際にインタビューをしてそれを絵本にし、多くの子供達に読んでもらう。絵本を通じて、自分と同じくらいの年齢の子はこんな暮らしをしているんだな。などと、この機会で世界を見てみて欲しいなと思って制作をしています。
特に、このプロジェクトの面白いところは、大人が話すのではなく、13〜17歳くらいの私たちと同じ中高生が話してくれるので、今流行ってるものや、好きな遊びなどについても話します。国を超えた、友達のような感覚で楽しく交流をしています。ミンダナオの子供達は歌とダンスが好きなので、この前のミーティングでは歌を歌ってくれました。
私はこの活動を通して、積極的に発言できるようになったし、その自分の発言を行動に移していくことが実感できていて、勉強以外の部分で、成長してるなぁ自分。と思うことが増えました。沢山の刺激も受けています。みんなで一つの目標に向かって意見をどんどん出し、それが実現へ向かっているときは、ワクワクして改めて楽しいな!と思います。中学生が持っている柔軟性は、大人になって行くにつれて変わって行くものです。今だからこそ出てくるアイデアや、意見、できることはたくさんあります。ぜひ、英語が好き。国際交流に興味がある人。この話を聞いてワクワクした人は参加してみてください。
社会課題にアプローチしていく活動にぜひ参加してください。(沼田)
クラウドファンディング https://rescuex.jp/project/21862
ミンダナオ子ども図書館だより
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews.htm
知ってほしい!バナナの産地で起きていること
https://www.greencoop.or.jp/gcwp/wp-content/uploads/2021/06/210621banana.pdf