本校生徒が授業での産学連携プロジェクトで「特許」を取得しました!!
現在、同志社高校1年の今井涼香さんが、中学2年当時に取り組んだ、社会科の課題解決実践についての産学連携プロジェクトで考案した作品「ファスナー脱着式はかま」で、このたび2020年7月に見事、特許(第6734459号)を取得しました!!
その証書授与式を本校で開催したところ、京都新聞・読売新聞・朝日新聞が取材に来られ、各紙朝刊にも掲載いただき、注目を集めました。
本校社会科では、従来「知的財産(知財)」についての学習も取り扱うなか、近年は、小・中学生のアイディアを特許取得・商品化の支援をする「株式会社やくにたつもの、つくろう(愛知県:神谷明日香社長:17歳)」との産学連携授業で『身の回りのものごとに目を向けて、役に立つものを作ろう!』に、2年生が全員取り組んでいます。剣道部に所属していた今井さんは、はかま(袴)を着用する競技(剣道・なぎなた・弓道など)において、女性の多くがトイレに行く際に不便を感じていることに着目し、ファスナーを使い素早く脱着できるはかまを考案。学年のなかから選出された代表案となり、特許出願にむけて準備をすすめました。愛知県にあるシルバー人材センターの方と試作をやり取りし、新型はかまが競技規定等に抵触しないかを関係者に確認するなど、多くの方々の協力を得ながら出願(中学3年時)に至り、このたび見事、特許取得をされました。今後は「株式会社やくにたつもの、つくろう」を通じて商品化を目指していくそうです。
今井さんは「新しいものを考え出すのは楽しかった。特許が取れてうれしい。剣道の試合ではトイレを我慢するという声をよく聞いていたので商品化して広めたい。もっと使いやすい袴になるように改善点を見つけていきたい。今後も何らかの形で人の役にたつことをしたい。」と新聞取材に語っていました。
◆京都新聞デジタル版記事ページ
女子高生が考案、脱着自在の新式はかま 特許取得「商品化目指したい」
◆株式会社やくにたつもの、つくろう