身の回りの自然から届けられるメッセ-ジは無限です。しかし、その刺激を全身で感じる体験が、現代社会ではあまりにも少ないように思います。
1学期の授業では発展学習として「理科川柳」を学内の風景とともに記してもらいました。今回は自分自身の視点からではなく、自身を離れた事物からの視点で捉えてもらいました。いわば「離見の見」(世阿弥)の視点からの表現作品です。
すると、中学生のみなさんの作品からは、瑞々しい感性による作品が届けられ、心が温かくなりました。写真に添えられた表現を以下に書き出してみます。こんな体験の積み重ねで、ものごとの本質をどこまでも追及する姿勢が育ってくれれば嬉しいです。
・重くて肩こりが…
でもいつも誰も私の写真なんて
撮ってくれないけど
今日はみんなが立ち止まって私を見てくれるわ!
肩こりぐらい我慢しなきゃ
・白い雪 古代にも積もった 深泥池
・白き雪 雲のようにふわふわと 我も友も 沈み積もりゆく
・雪被り 温かく感じる 伊吹山
・朝、目が覚めると目の前が真っ白になっていた
よくみると自分も真っ白になっていた
重くて寒いけど
みんながそばにいるのは
なんだか温かいな
The amount of messages that we can get from the nature around ourselves is unlimited, but there doesn’t seem to be so many things that we can feel with our entire bodies in modern society.
In the first semester, we asked the students to write short poems about the scenery around the school. This time, we asked them to look at things from an objective point of view, rather than from their own, and write something.
The students were able to write with a fresh sense, which really warmed my heart. I have attached some of the students words with these photos.