12月14日の夕刻のチャペル前は、来るクリスマスにむけての最高の演出会場となりました。上空から雪が舞ったり、サンタクロ-スが屋根を滑ったり、煙突から入ろうとする演出など、生徒のみなさんの作品がよく考えられていて、しかも動画のレベルがとても高いものでした。
コロナ禍が続く世の中ですが、少しでもみんなが元気になる社会へとの思いが伝わってきました!
下記に、担当の反田教諭のコメントを掲載いたします。
「プロジェクション・マッピングはプロジェクターを使用して空間や物体に映像を投影し、重ね合わせた映像にさまざまな視覚効果を与える光の映像のパフォーマンスです。2012年東京駅丸の内駅舎復元時に行われた「TOKYO HIKARI VISION」や京都では二条城で開催されるものが有名です。
本校では2019年から「学びプロジェクト」の「プログラミング講座(年間を通しての講座)」で取り組んでいます。大掛かりな設備ではなく、生徒の皆さんが普段使っているiPadで制作しているところがポイントです。言い換えれば、高性能なパソコンや機材を使わなくても身近なデバイスであるiPadでプロジェクション・マッピングが制作できてしまうことが興味深いのです。今年制作に携わった生徒の皆さんは約25名。iPadのKeynoteとiMovieで制作しました。11月から準備を始め、個人やグループで相談しながら短い期間で創り上げました。
今年もテーマは「クリスマス」でチャペルの屋根の傾き、丸い窓、煉瓦など建物の特徴を活かしつつ、いろいろな工夫を凝らしながら、光と映像、音の競演を創り上げました。年々、前年の作品を参考にして創り上げてきた結果、3年目の今年はとてもクオリティの高い作品が数多くありました。
プロジェクション・マッピングは鑑賞する人たちにとっても楽しく、ワクワクしたものでなければなりません。プログラミング講座の皆さんが協働して制作したプロジェクション・マッピングが穏やかな冬の夜に、グレースチャペルと澄み切った夜空をひときわ華麗に彩っていました。
(後日、期間限定で「Doshisha Junior High School Projection Mapping 2021」全編を公開する予定です。Teamsで連絡します。お楽しみに!)