先日の台風21号、24号をはじめ、豪雨、地震等の自然災害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
今年は近畿圏内での豪雨やそれに伴う鉄道の運休や遅れなどのニュ-スに触れる機会が多いように感じます。近年よく言われるように、地球温暖化による海水温の上昇で、当然大気中の水蒸気量が増加し、結果的に降水量も増えるという流れは容易に理解できます。「30年に一度の異常気象が毎年のように起こる」、「日本の気象そのものが亜熱帯化しているのだ」「氷河が消えるスピ-ドが加速している」等の指摘も、今後の理科の学びの中で注目したい点です。
今年の「台風21号」は接近前から、今年最大級の台風として報道されていましたが、京都通過時のその暴風は日常の自然現象に対する感覚からは、はるかにかけ離れたものでした。翌日の学内の景観は一変しました。岩倉川沿いのソメイヨシノの古木が折れ、横のフェンスが曲げられていました(写真上)。また東西道路北側のゲッケイジュや北東校地の駐車場のモミが倒れ、グラウンドの倉庫などの設置物にも被害が出ました。幸い人的被害はありませんでしたが、ヒトが何人集まろうが到底対抗できない自然の秘めた力をまざまざと見せつけられました。
2年生理科の授業では先日、防災・減災の学びとして、台風接近時の風向の変化や「バイス・バロットの法則」を学びました。またソメイヨシノの折れた幹は、技術科で「生木の丸太から板材を創り出す」作品として生まれ変わる予定です。
Recently, we have been having a lot of natural disasters, such as earthquakes and flooding from typhoons. Especially, the heavy rain and strong winds from the typhoons has caused damage and the stoppage of trains. It could be said that the reason for this weather is Global Warming. We often hear that the weather is a “once every 30 years” occurrence, but it’s happening every year, so we really need to study more about the reasons for it.
This year’s “Typhoon 21” passed through Kyoto, causing a lot of damage. As you can see in the photos, it caused trees to become uprooted and fall on fences, as well as causing damage to some buildings. Luckily, nobody was hurt.
In our 2nd year science classes we studied about natural disasters and “Buys-Ballot’s Law”, and students could use the fallen Cherry trees to make things in Technical Arts.