本校の特徴とする「教科センタ-」方式 を採用している中学校は現在のところ近畿圏で唯一です。そしてこの空間に「木材を五感で学ぶ」仕掛けがあるのが「技術MS」です。
想遠館を東入口から入ると、右壁面の「ようこそ同志社中学校」のメッセ-ジで迎えられます。左側に目を移すとそこは ”秘密基地” のような雰囲気が漂う空間となっています。
どんと構えた旋盤の傍らには、「PCの歴史をたどる」機器が並び、「STEMへの誘い」「デザイン・シンキング」に関わるメッセ-ジや卒業生作品「わらじ作りました」などの展示もあり視覚的にどんどん刺激を受けます。
そしてさらに引き寄せられるのが、その左側にある木材スペ-スです。ここには、「地球木材」への興味のスイッチが満載で、似て非なる”木”の違いが五感で体験できるのです。
スギ、ヒノキ、キリからアマゾンジャラ、ゲッケイジュ、コクタンなどの木が短冊状にならび、生徒がバチをもって打ち鳴らしてくれるのを今か今かと待っています。幅広の形状で待つのが、ニレ、オニグルミ、ハンノキです。木材の種類、厚さ、空隙率、形状で鳴る音も微妙に異なります。一度自分でたたき、自分の耳で音色を聴いてみましょう。そばには「香り」「重さ」を楽しむ仕掛けもあります。
手前の円形のもの(写真下部)は、風間浦中からいただいたヒバのチップで、実は椅子なのです。
是非ここに座って本州最北端の海と山の情景を思い浮かべながら、多様な「地球木材」と全身で感じて下さい。
Our school is one of the only schools in the Kinki area that has incorporated a system where each subject has its own area. When you enter the Souenkan Building, you can see many items on display in the Technical Arts Department.
On the left, you can find old computers and machinery, with explanations about designing. On the right, you can also see many projects made by students over the years. A very special part of the display is a collection of different types of wood that you can touch, smell and hit with a drumstick to hear the various sounds they make. There is even a chair that was made with woodchips from our sister school Kazamaura in Aomori Prefecture.