今年も力作ぞろいの作品に圧倒されました。
3年理科Ⅱで毎年実施している「ザ・骨格」の課題は、生物進化の頂点に立った私たちヒトの骨格と関節の特徴について、自らが制作する独創的な作品を完成する過程で気付き、学んでいこうとするものです。
直立2足歩行に移行した私たちの骨格は、重たく大きくなった頭部の荷重に対応するために、脊柱の曲がりやひとつひとつの頑丈な骨をもつようになりました。そんな身体の中の骨にお世話になりながら、私たちは運動できたり、毎日の生活を過ごしていることになります。
生徒のみなさんの作品の中には、ヒトのみならずウマやイヌ、ネコ、ライオン、さまざまな魚などの骨格も調べて表現している人もいて感心します。
生物進化38億年の頂点にたった私たちヒトの骨格ひとつひとつの形にも必ず意味がありますし、骨芽細胞と破骨細胞の働きのバランスにより、形は同じでも骨は常に更新されている事実も注目してほしい点です。
そして、日ごろの食生活にも注意を払いながら、規則正しい生活を心がけ、いつまでも健康な身体と心を持ち続けて、これからの高校生活でも大いに飛躍してほしいと思っています。