みなさんが生活している学内にア-チ形はたくさんあります。そのほとんどが窓や出入り口にある「タテ型」のア-チ形でしょう。今回ご紹介するのは「ヨコ型」のア-チです。
上の写真は、1934年(昭和9年)の今出川校地西門です。左側の建物は、国の重要文化財で「彰栄の鐘」がある彰栄館、中学が活躍していた頃は、「校長室」「社会科教員室」「父母の会室」「会議室」などがありました。注目してほしいのは、手前の校門です。ここに見事なア-チ形が配置されています。登校してきた当時の中学生も、学校に優しく招き入れられるような感覚になったのではないでしょうか。
次に下の写真です。この造形物はどこにあるかわかりますか?同志社小学校との間、モ-ルから北方向を眺めると、ちょうど「ここまでが中学校」というアイ・ストップになる場所に配置されています。ここは校門ではなく、「曲線を楽しむ空間」です。こんな場所を「アルコ-ブ」といいます。よく、洋式建築物で、部屋・廊下などの壁面の一部をくぼませて造った小部屋のことを言います。屋内では、寝室・書斎・書庫に使われたり、屋外では、坪庭やサービスガーデンになったりします。
さて、みなさんはこの空間を何に利用しますか?
自分で考えた、自分だけの利用方法で、ユニ-クな空間利用に挑戦してみてください。
There are a number of vertical arches around the school, but there are also some horizontal arches too. The first photo above shows the Western Gate of the Imadegawa Campus in 1934. This arch served as the main entrance to the junior high school, welcoming the students each morning.
In the second photo, we can see the arch that is at the end of the mall at the new Iwakura Campus. This is not an entrance, but is known as an “alcove”, which doubles as an open space where students can play.