学び場としての放課後

ミニチュア住宅モデルを設計・制作
放課後の教室、授業の課題を仕上げるためにやってくる生徒達がいます。放課後の使い方は生徒それぞれで、自由な使い方、まさに虹色のやり方がある時間です(筆者の中学時代は白黒の二色しかありませんでした)。このような学びに向かう放課後はとても素敵だと思いました。
2年生の技術探究では、「35年後の住宅と健康」をテーマに、立体的なミニチュア住宅モデルを設計・制作しています。壁を立て、空間を構成し、自分が思い描く「未来の住まい」を形にしていく授業です。授業時間の中で提示された「壁を立てて立体にする」という課題を最後までやり切りたい。そういう気持ちで放課後も技術教室にやってきた生徒たちがいました。課題はやり切った後が素敵でした。生徒たちのアイデアが次々と生まれてくる様子でした。教室にある素材でミニチュアプールを作り出す生、緑のビロードで庭を表現する、厚紙を丁寧に切り出して窓のフレームを仕上げるなど、ひとつできたら、次のアイデアが浮かんでくる——まさに”脳みそフル回転!”という言葉がぴったりくる時間でした。
教員から言われた通りにやることにも意味はある。でも、この時間に起きていたのはそれとは少し違うものでした。「これもできるのでは_」「こうしたらもっと面白いのでは?」という自分のアイデアを、自分の手で形にしていく様子でした。そして、思った通りの形になる。その小さな達成の積み重ねが、自己効力感や自己有用感につながっていくのだと思います。授業の課題を通して、自己有用感や自己効力感につながっていくような時間を持てるということは、本当にうらやましい放課後だな、と思いました。来週、2年生による「35年後の住宅・健康」発表会を各クラスで予定しています。生徒たちの発表がとても楽しみです。(技術科 沼田 和也)






