炎の揺らぎを電子部品の組み合わせで表現できる

”ゆらめく炎”ろうそくLEDの回路づくり
理科や技術の授業で一度は耳にする「はんだ付け」ですが、実際に体験してみると、その奥深さと楽しさに気づきます。今回取り組んだのは、アーテック社の 「LEDキャンドルICキット(ロウソク色)」。電源を入れると炎のようにゆらめくLEDが光り、手のひらサイズの基板上に自分の手ではんだ付けした電子部品がまるでろうそくが風に揺らいでいるかのような作品をつくることができます。
たった1.5Vの電池でも、約18mAの電流で高輝度のろうそく色LEDが揺らぎを表現します。基板サイズは20mm四方ほどと小さいながら、その上に並ぶ電子部品の組み合わせが、まるで自然現象を切り取ったかのごときゆらぎです。まさに「電気工作って面白い!」という直感的な気づきをいただくことができるワークショップです。
また、はんだ付けの体験は単なる作業ではありません。自分の手で組み立てた回路が動き出す感動は、「もっと作ってみたい」という気持ちにつながってくれます。この小さな経験が自由研究へとつながり、LEDを複数並べたり、ケースをデザインして「光るインテリア」に仕立てたりと、オリジナルな作品をつくる工夫はここにたくさんつまっています。(技術科 沼田 和也)
アーテック LEDキャンドルICキットロウソク色 86868



