蓄光絵の具でひかるアート体験

夜に光る桜を描こう!
同志社中学校では、町家科学館との博学連携プロジェクトとして、科学とアートを融合させたワークショップを開催しました。テーマは「蓄光(ちっこう)」です。
“光をためて暗闇で光る”不思議な性質を持つ「蓄光絵の具」を手作りし、それを使って夜に浮かび上がる桜の絵を描くアート体験に、生徒たちは夢中になりました。日常ではなかなか意識することのない“光の性質”や“発光のしくみ”を、自分の手で確かめながら学べる貴重な時間となりました。
完成した作品は、照明を落とした教室の中で、ぼんやりと幻想的に光り出し、生徒たちからは驚きと歓声が上がっていました。地面に降りることのないメリーゴーランドのような知識の限界に注目が集まっていますが、そういった問題に対しても本校は町家科学館とタイアップしながら取り組んでいきます。科学の面白さと美しさが詰まったこのワークショップでした。本校では、地域と連携しながら学びの可能性を広げる取り組みを続けていきます。(技術科 沼田 和也)



