なぜ?どうして?を育てる学びの風洞実験とは?
やってみないとわからない!問いをつくる素敵なバイオミミクリ体験
放課後、同志社中学校では「学びプロジェクト」と「町屋科学館」のコラボ企画が目白押しです。科学を体験しながら、作りながら学ぶこの活動には、小学生の頃から感じていた「なぜ?」という好奇心をくすぐる工夫がいっぱいあります。同志社中学校の新しい放課後が熱い理由がここにあります。今回は、その中でも特に人気の「バイオミミクリ体験」をご紹介します。やってみないとわからない!のです。
「バイオミミクリ」とは、自然に学び、技術に応用することです。身近な材料を使った「風洞実験」を通じて、アイデアを形にしてすぐに試すことができます。風船や紙を空中に浮かせてみると……なんと、くるくる回転しながらふわりと漂います。「本当に浮くんだ!」「なんで回転するの?」そんな疑問や気づきが、生徒たちの探究心を引き出します。実験・試作の中で重要なのは、「まずやってみること」。ただ結果を見るだけではなく、何度も試行錯誤を重ねる過程が、学びを深めます。今やコアンダ効果をyoutubeで簡単に見ることはできますが、「コアンダ効果」の本物感は味わえません。実体験としての経験を重ねることができるのが、「学びプロジェクト」と「町屋科学館」のコラボ企画なのです。
空気の流れが物体を浮かせたり、動かしたりするこの現象は、飛行機の翼やドローンの動作にも応用されています。一緒に「あ、そうだったのか!」、「どうして?」をたくさん見つけ、自分で解決したり改良したりする楽しさを体験しませんか?(技術科 沼田 和也)