今、おもしろい植物が花を咲かせています。葉の中心から花が突き出ているので、何となく違和感をもちます。植物名はツキヌキニンドウ。漢字では「突抜忍冬」と書きます。北米原産のツル性低木で、写真のように鮮やかな朱色の見事な花です。「突抜」はまるで葉を突き抜けている花の様子から、また「忍冬(ニンドウ)」は、スイカズラとも読み、この植物が冬でも落葉せず耐え忍ぶところからきています。
さて、”葉を花が突き抜ける”と説明しましたが、実はこの葉は2枚なのです。同じ箇所から葉が出る対生(たいせい)という特徴をもつのですが、葉の基部が完全にくっついているため、まるで1枚の葉の中心から突き出ているように見えるのです。
さて、この花は学内の少し意外なところで花を咲かせています。写真のバックは立志舘です。一体どこで咲いているのでしょうか (そばではクレマチスも咲いています)。この花の『花言葉』は、「愛の絆」「献身的な愛」「真実の愛」と”愛づくし”です。是非この花を発見して、この花から届けられるたっぷりの愛で、少しの間でも幸せな気分に浸ってみましょう。
We can find many interesting flowers on our campus. One of these is the “Trumpet Honeysuckle”,which has a Japanese name that means to “pierce through secretly in winter”. The name comes from the fact that they are evergreen and do not lose their leaves even in winter.
Also, when the flowers bloom, they seem to be piercing through the leaves, although the flower is actually attached to the leaf and is a second part of it.
Please try to find these flowers when you come to our campus.