博学連携のワークショップ開催!
町家科学館×同志社中学校 風洞実験で学ぶ航空力学の奥深さ
つくるまなぶ京都町家科学館とのコラボ企画として、風洞実験1(翼の形状を試作する)をおこないました。テーマは、航空力学です。
生徒たちは、「揚力」が生まれる理由をさぐるべく翼の試作と実験を繰り返しました。ベルヌイの定理だけで説明できるわけではないことを学びながら、思い思いの形状に仕上げていくのです。ワークショップは非常に活発で、2つめ3つ目と試作のアイデアが浮かんでくるようでした。
町家科学館は、科学、技術、工学、数学、アート、プログラミングなどの要素を散りばめた様々なものづくりを体験する事で、自由な創造性を はぐくんでおられ、そのような科学館の方々と学校が手を組んで共同のワークショップを行うことは、子どもたちの学びがさらに広げることができると確信しています。学校の場において、学校文化と科学が交わる場でこそ、次世代の創造力を育むことができるのではないかと思えます。生徒たちが好奇心を持ち続けられるよう、今後も新たな学びの機会を創出していきたいものです。(技術科 沼田 和也)
参加者の声(本ワークショップの内容に限る)
・「この実験では飛行機の翼を再現しました。発砲スチロールで作り、形を変えることで浮き方も変わるし、バランスが取れたり、取れなかったりと、色々と微調整をしないとうまくいかないので、本物の時も翼は工夫して微調整されているのではないかと私は考えることにしました」(小学生)
・「とても楽しかったです。いまだない飛行機の翼は考える時間も楽しく、いざ作ってみると加工の段階がとても難しかったけれど、その試行錯誤がとても楽しく、またやりたいです。今日はありがとうございました」(小学生)
・「僕の作ったものは限界になっても余裕で浮かんでいたので、ぜひ学びプロジェクトのコンクールを作って卒業までに表彰してほしいです。あのおもりよりもっと重くても、少しだけならあれ以上いける可能性あるので、おもりを少し重くしてもらえるといいです。」(小学生)
・「はじめて飛行機の仕組みを知り、羽を作ってみてけっこう空を飛ぶためには難しくて、すこし削り方が違うだけで飛ばなかったりすることがわかりました。とても難しいと思いました。でもどうやったら飛びやすいかあと考えてつくるのは楽しかったです。またしたいです」(小学生)
・「様々な形の翼を作りました。穴をあけたりできました。穴をあけたらすごく安定して、まったく浮かびませんでした」(小学生)
「揚力を生み出す形を作るためには、かなりの技術力が必要である。」(2年加藤)
・「楽しかった」(3年山森)