想遠館には不思議な空間があります。
階段を上がり2階に行くと、天井から吊るされたユニ-クな作品群が目に留まります。これは2年前の中学2年生が製作した造形物です(主題:宙に浮かぶ喜怒哀楽のカタチ)。厚紙とカラフルなセロハンを思い思いに組み合わせて作成しています。ひとつひとつの作品に注目すると、どれも個性的で奥深さを感じます。また設置場所によっては、太陽光の透過や作品による影によって作品の表情が変化します。まるで”14歳の心模様”が、天から舞い降りてきたように感じます。刺々しい角張った作品もあれば、その角を丸め込むやさしいカ-ブに包まれている作品もあり、生徒ひとりひとりのそれぞれの心模様が伝わってくるのです。
この作品のように、日頃の感情を作品化 (心の見える化) することは、自分の心を冷静に、客観的に見る力を育てることにもなり、中学生のこの時期のとりくみとしてとても意義ある表現活動のように思います。
We have an interesting area in the Souenkan building. If you go up the stairs, you can see many works of art hanging from the ceiling. These were made by the 2nd year students 2 years ago. With the colors and designs, each represents the inner feelings of the student who made it. Through such projects, our students are able to show their individuality and learn to accept others.