「教科教室制」を実施している本校には、さまざまな来客があります。今回ご紹介するのは、はるばる東南アジアからの訪問客のツバメです。毎年春には日本に飛来し、家の軒下などに土とワラでできた巣を作ります。附近の田んぼなどから採取してきた粘り気のある土に繊維状のワラなどを組み込み強度を高め10数段に積み重ねます。土やワラは通気性や断熱効果もあるのでしょう。産卵数は5個程度なので孵化した5羽のヒナ鳥に合わせた巣の大きさです。巣が狭くなるといよいよ巣立ちの時期の到来です。
近年、ツバメの飛来数が少なくなってきたようです。日本野鳥の会からは、巣を落とさないようにとのメッセ-ジが発信されています。
はるばる東南アジアからやってきて、日本で家屋を建造し子育てをする愛らしい燕尾服の鳥を私たちも大切に守りたいものです。
(写真は想遠館入り口のツバメです。 5月17日撮影)
We have a lot of visitors to our school. I’d like to introduce one visitor, the swallows that come to us from South-East Asia. Each spring, they come and make their nests under the eaves of the buildings using straw and dirt from the nearby fields. They can have up to 5 chicks. Recently, the number of visitors have become less and less. We’ve been told that we should leave the nests there for the swallows to use in the next year.
(The photo was taken at the entrance of Soenkan in May.)