とまり木プロジェクト
向き合い方を変えてくれた同級生の一言
学びプロジェクトサポーターとして活躍されている小野寺さん(京都市役所)のファシリテーションですすめている「卒業生とまなプロ」シリーズも第5回を迎えました。今回のゲストは油小路さんです。油小路さんは、同志社を出た後、銀行員を経て、仏教の大学院(龍谷大学)を卒業されました。とはいえ、当時は「宗教というのがいやだった」とおっしゃいます。「愚痴が多かった」とのことですが、中学時代の同級生と話をすることがあり、そこで言われた一言が「自分の向き合い方」を変えたとおっしゃいます。そのご友人が、「自分が言っている愚痴が、目標なんじゃないの?」という一言で、周りの見え方が全く違ったものになったということでした。それをきっかけに、敷居を低く、まちの人々がつながり合う場としてのお寺があっていいのではないかと考えられ、「とまり木プロジェクト」を立ち上げられました。数多くのイベントを開いていく中で、京都市から声がかかったり、台湾から訪問されたり、どんどんと人と人のつながりが増え、イベントも広がってきたといいます。アートとビジネスのコラボ、子ども達が楽しめるコンテンツ、お母さんたちが起業するとか、挑戦の場にもなっているとのことです。とてもすばらしいお話で、あたたかい気持ちになりましたし、ありのままでいいんだという気持ちになりました。また中学時代の友人との会話の中で、人生のヒントをキャッチされる油小路さんのすごさにも感銘をうけました。(沼田)
<<生徒の気づきノートより>>
油小路さん、今日はとても素敵なお話ありがとうございました!
生徒からです。
「とまり木プロジェクトはたくさんの興味深いことをやっていて面白いなと思いました。しかし、そのとまり木プロジェクトももちろん前はプロジェクト自体なかったしそれが成り立つまでにたくさんの人の繋がりがあってこそのプロジェクトだと思いました。そして、人の繋がりという面で、一見お寺とは無関係のようなITの会社とのコラボも行っていてすごいと思いました。私も、人と人の繋がりを大切にしていきたいと思いました。」(1年Wさん)
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