新作 大河ドラマを発表!!
オリジナル大河ドラマAWARD2022
もしもあなたが歴史のある番組”大河ドラマ”の新作を作れるとしたら誰を主人公にして何をテーマにどんなストーリーを描きますか?
そして見どころの予告をするために、どんなBGMでどんな予告映像(トレイラームービー)を作りますか?
このワクワクする課題課題を設定している篠原先生の授業はプレゼンの日を迎えた。生徒たちは、「歴史」をリサーチし、番組の視聴者のインサイトを考察し、史実と聴衆の感情の動線をストーリに編み込んできた。新作ムービーを宣伝するトレーラー、紙媒体のフライヤー、脚本、ポスターなど様々なアウトプットをそろえて、プロモーションのプレゼンを行う日だ。
プレゼンが終わった日、篠原先生は興奮気味にお話にこられた。
「聞いてくださいよ。今年はまた、すごいいんですよ生徒たち!」
篠原先生はいつも生徒たちの活動を嬉しそうに話しにこられる。
「このね、クラーク博士はね、むちゃユーモアがあって・・」
生徒たちが発表した内容をつぎつぎに一生懸命に説明してくださった。ご自身のiPadを使って熱心にプレゼンしてくださる先生の様子をうかがいながら、そうとう白熱した生徒たちの発表場面があったのだろうなと想像できた。筆者がその授業を見に行けなかったのが残念でならない。
しかしながら、予告編トレーラーを見るだけでも生徒たちは相当の時間をかけて作っていることはよくわかる。授業で用意される作業時間など微々たるもので、その時間内で作業を終わらせることは大人でも不可能。しかし、生徒たちがこのように作っているということは、休み時間や放課後にグループのメンバーを組織し、撮影・編集作業したことを意味している。「先生からはもとめられていないレベル」まで授業課題の質をあげようとする源はどこから発生しているのだろうか。「そこまでしなくていいよ」といわれた義務的課題はふつう「そこそこ」で処理してしまうのではないだろうか。筆者だったらそう考えるだろう。しかし、篠原先生のクラスの生徒たちは違うのだ。中学生になったら、思い切りクリエイティブな歴史の学びを楽しんでほしい。(沼田)
参考)
クラーク博士
読売オンライン 授業で新作大河ドラマを構想、予告編動画を作成へ…同志社
Shinohara-sensei’s themes are always unique and interesting. The students are now preparing for the “Original TAIGA Drama AWARD 2022”. They will create a new TAIGA Drama and produce a trailer movie. Eight outstanding teams will be selected from all student works. The selected teams will have the extra prize of getting comments from real specialist who are not teachers. (NUMATA)