オーストラリアで飛び込みのプレゼン!
佐伯さんの建築プロジェクトがオーストラリアで取り上げられる
オーストラリアのバララットにあるGoods Shedという建築物の歴史をしらべ当時の模型に仕上げた佐伯さんは、オーストラリアに留学した。その時、その模型のもとになっている場所を訪れ、事務所を訪問された。残念ながらその時は閉まっており、スタッフには会えなかったようだが、後日その建物を管理する広報部と会うことができ、彼女自身の建築プロジェクトの説明やプレゼンをすることもできたとのことだった。 Instagram やFacebookにも投稿されている。
“The Goods Shed of yesterday recreated by year 9 exchange student Ikuko. Thank you for allowing us to share your amazing architecture project Ikuko, the detail is outstanding!”;Instagram:thegoodsshed.ballarat https://www.instagram.com/p/CpOguhBvF-i/?utm_source=ig_web_copy_link
佐伯さんは、自由研究において3年間つづけて建築への問いを持ち続けた。マイホームにおける幸せとは何かに向き合いながら一つのこたえを模型として出力した。翌年は「旅で出会いたい建築」をテーマに人と人との出会い、人をとおして過去と現在を対話させながら取り組んだ白川郷模型、そして今年は、オーストラリアの名もなき建築物(地元の人も気にしていない)の歴史に光をあて、書物をしらべながら、過去の建築を模型としてよみがえらせた。まさに深く長い探究の学びが彼女の建築プロジェクトに息づいている。
【同志社中学校】在校生をご紹介します★建築プロジェクト(佐伯育子さん) https://youtu.be/1hKmPBYFKv0
今回は、留学中に立ち寄って広報部の方とディスカッションしたのだが、それは言い換えれば、地元の人にもあまり知られていないその建築物の歴史的価値を、オーストラリアまで出向いて説いて回ってきたといっても過言ではない。地元の人にもその建物の価値に関心をもってもらえ、地元の新聞社からも問い合わせのメールが来ているのだ。
中学における自由研究は、生徒ひとりひとりが自立して問いをたて自分自身と向き合い、調べ、考え、論文や制作物を世にうみだすプロジェクトなのであるが、佐伯さんの現地の飛び込み”営業”は、単なる自由研究ではなく地元の人々の関心や想いに影響を与えるというダイナミック(動的)なものであり、今も生きているものだと思う。影ながら応援していきたい。(沼田)
参考) 旅で出会いたい建築 2022夏
The Goods Shed https://thegoodsshedballarat.com.au/
Ikuko Saeki is an enthusiastic student in all activities at our school, especially her ”Architecture project”. She visited the Ballarat Goods Shed office during her studies in Australia in order to discuss the her architectural model project. It was featured on Thegoodsshed.Ballarat’s Instagram and Facebook pages. I’m very grateful. (NUMATA)