高校生がチャレンジすることで、地域の未来をつくっていく
それぞれの人に寄り添う
南丹市で生き生きと頑張っておられる卒業生の稲本さんにお話いただきました。稲本さんは本校を卒業し、同志社大学社会学部・広告研究会卒業後、東京でイベントの会社や加古川でアパレルの会社に勤め、現在は京都府京丹後市で「京丹後市未来チャレンジ交流センターroots」相談員をされていて、地域の高校生の思いに寄り添って、「やってみたい」のサポートをしながら、地域に生き生きとしたつながりを生み出しておられます。
とても素晴らしいお話で感動しました。(沼田)
「それぞれの人に寄り添っている感じがして、すごい人なんだなぁと思いました。どんな感じで、提案していくというのにも丁寧に答えてもらって、こういうのが得意な方なのだとひしひしと伝わって参ります。私ももっと話すのがうまくなれば、みんなから一目置かれるような存在になれるのでしょうか?」(2年生)
「私は、中学2年生になってから本格的にマナプロに入り始めるようになり、たくさんの貴重な経験をしてきました。最初は聞くだけでずっと受けていた側ですが、次第に自分の意見を発信したり、プロジェクトを考えて、実際に自分がその企画をやる側になって、長期的に進めていたものが今年になって完成し、発表まですることができるようになりました。(ミンダナオお米プロジェクト 絵本制作)また、駅活性化・地域との繋がりを目指すため実際に現地に行ったこともありました。今回のお話を聞いて、同志社でもマナプロという形があって生徒のやりたい!が実現できていますが、なかなか公立の中学校ではうまくいかないものです。そこで誰もがいつでも安心して使える「居場所」という考え方が素敵だなと思ったし、サポートしてもらって実現へ近づけるという形がいいなと思いました。グッドデザイン賞に選ばれたことにも深く感心しました。マナプロもオンラインで対面で進める!ということが今の状況では難しく、どうしてもオンラインだと、なかなか話が進まなかったり、アドバイスが聞きにくいなどがあるので、近くにこうした居場所があることで安心で着るし、私も京丹後に行って訪れてみたいなと思いました。
今日の話を聞いて、メモしたこと。ルーツを作っていくという言葉が響きました。チャレンジするときに支えるものになるもの。選択肢を増やす。 主体的である。その人自身でいられることが大切にしている在り方。『自信』とは。信じられる自分を見つけていく。長所・短所という物差しではなく。「自分を信じてみる」ということ。1回の情熱がずっと続くわけではない。いつか、繋がるときがくる。誰かに話してみる。自分のために書き記してみる24時間で人の記憶は74%失う」(2年生)
「私は今年の目標の一つとして挑戦することを挙げていたので、そんな私にぴったりな学プロだと思い参加しました。周りの人を巻き込んで何かをするということは簡単そうで簡単じゃなく、勇気がいることだと思うので、実際に行動に移せていう人はすごいなと思いました。rootsの活動もすごく面白そうだったので、とても興味が湧きました。一から家具を作ったりもできるし、やりたいを形にできるのはすごくいい環境だなと思いました。」(2年生)
京丹後市未来チャレンジ交流センター「roots」、2022年度グッドデザイン賞を受賞(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000109600.html)
Roots「ルーツ」を、つくっていく。高校生と地域の方々が集い、新たなチャレンジができる居場所
[VIDEO] roots -ルーツ- OPEN DAY(京丹後市未来チャレンジ交流センター)https://youtu.be/2St1__25M2c