機械学習(MachineLearning)でAIをイメージする
具体的に体験することの意味
近年「AI」という言葉はすでに市民権をえているかのように見える。しかし、その実際どのようなものかをイメージできる人は少ないのではないだろうか?岩戸先生の授業では、機械学習(Machine Learning)に取り組んでいる。INERTIA https://inertiaart.io/ という新しいサービスをつかっている。
機械学習とはAIとは似ているようで少し違う。「人間の知的行動を模倣する能力全般」をイメージできるAIに対して、機械学習は「機会に明示的にルールを与えなくても自ら判断できる能力」とされている。岩戸先生の授業では、その中でも教師ありのアルゴリズムを使って、画像を機械に学習させるやり方を授業で教材として利用している。つまり大量の正解から、画像を判定できるようにするのだ。
生徒たちは、3種類の画像(ぐー/ちょき/ぱー、ピース/サムズアップ/calling)などのアクションを100枚以上覚えさせ、判定させている。カメラの前で「ぐー」をだせば、あるセリフを返すこともできるし、画像や音声を引っ張ってくることもできる。
「何、すごい!覚えてる!」
「これ考えたひと天才やわ!」
まるで、PCのカメラがこちらのアクションをわかってくれているかのような錯覚をもたらしてくれる。機械学習が、スマホの音声認識や画像認識にも応用されていることが実感的に分かるのだ。
この機械学習を応用して、どのようなアプリをつくるか、楽しみである。(沼田)