使えてこその英語
あっという間の25分
とある日の中学3年生の英語授業では、English Central社のアプリで「Go Live!」というオンライン英会話機能を使い、英語を使いたおした。1年生では英語Cを担当する反田先生がすでに展開しているが、3年生を担当する皆川先生にも広がってきている。皆川先生は、ひごろから「英語で考え、アウトプットする経験が大事」とおっしゃっており、文法の学習もアウトプットのバランスがあってこそ、生徒の本物のちからにつながっていくのだ。
セブ島のEnglish Teacherとすごす時間は、予想以上に楽しい雰囲気で「英語の学習」や「英語のアウトプット」というような四角いイメージはない。おそらくセブ島の先生たちのノンバーバルな表現が、私たちの眠れる能力を引き出してくれるのだろう。英語で会話できて、楽しいと感じるのだ。iPadの向こう側にいる先生と1対1の対話で、知るかぎりの英語表現だけでなく、ボディランゲージも自然に使って対峙会話をする。生徒たちは実に堂々としたものだ。ペーパーテストでは満点から何点足りなかったかというスケールで内省的なメンタルが発動するが、この時間はポジティブな評価スケールで進行するという授業コンテクストも影響しているのだろう。
「楽しかったー!」
「疲れた、、もうダメ」
文字通りあっという間の25分なのである。加えて、会話を楽しむ、英語をアウトプットするだけではない。この授業のベースには、しっかりとした内容がセットされている。
” Do you eat your breakfast a lot? Why or why not.”
” Do you like Christmas? Why or why not.”
” Do you want to live in the city or in a countryside? Why or why not.”
“Do you like to eat something cold? Why or why not.”
“Do you like to eat your favorite food first, or later? Why or why not.”
皆川先生はとても精力的に授業改革に挑戦しておられる授業デザイナーの一人だ。中学での皆川先生との出会いを楽しみにしてほしい。(沼田)
Minagawa-sensei always says, “It is important to have the experience of thinking by English and outputting in English,” and he is trying to help students acquire real English ability by his english class that is set a good balance between grammar learning and outputting.
He is one of those class designers in our school. I look forward to a wonderful meeting with Minagawa sensei for you all at Doshisha Junior High School in the future. (NUMATA)