JICA 宮本専門家より講演
専門分野である農業で世界へ貢献したい
JICAで活躍される宮本さんのお話をいただき、ざっくばらんな楽しい質疑応答の時間となりました。
JICAでご活躍されている専門家の宮本氏よりお話で、JICA職員の道を選択し、国際協力の道を歩んでこられた経緯、国際貢献への志のルーツなど、人間味あふれる宮本さんのお話は、間違いなくみなさんのこれからの人生に大きなヒントをいただけたのではないかと思います。国際協力、国際交流など興味ある人はもちろん、JICAのような開発援助の組織に興味がある人にとっては、まさに喉から手が出るほどほしいお話ではなかったかと思います。
宮本さんのご専門とされる農業で人々の幸せにかかわれることの素晴らしさをひしひしと感じました。(沼田)
以下、生徒の感想や気づき。
「日本にいるから気づかなかったがこの企画に参加して普段の生活ではあまり触れ合うことのないことに触れれて楽しかった。」
「アフリカでは、水周りの衛生管理や、路上生活など、日本では当たり前だと思っていることがまだまだ課題として残っていることに驚いた。日本は、島国ということもあって、難民を受け入れ数が欧米に比べて少ないので、もっと増やしたらいいのにと疑問に思った。アフリカでも日本と同じようにコメ作りや、イモやトウモロコシの栽培が行われていると聞いて、日本でも栽培されているのでその技術を生かして政府開発援助というものが成り立っているんだなと感じた。」
「私は国際的な問題について興味があり、私も何か支援したり課題解決に向けて活動したいなと思っているので参加しました。ウガンダは聞いたことのある国ではあるけど、いざ聞かれえると、どんな国でどんな課題があるのかについて全然知らなかったのでいい機会になりました。一番驚いたのは日本の難民受け入れ数です。日本915人に対しウガンダ140万人。桁が全然違います。この’数字を見るまでニュースとかで今日何人の難民を受け入れ’日本でこんな暮らしをしています。などの特集があって私はそれだけで結構日本受け入れてる方なんだな〜。と思っていたが、難民の受け入れ率も低く、引き返されてしまう人の気持ちを考えれば、やっとの思いで逃れてきて、安全な国である日本に到着し安心できると思っていたのにもかかわらず難民と認定されず、引き返されてしまう。こんなにも残念で悲しいことはないだろう。もう一度ここは考え直すことがあると思います。宮本さんがおっしゃってたようにお米の栽培によって周りの人たちの生活が変わってきて学校にいけるようになった!という朗報を聞くとどんどんやる気になりますよね!同中マナプロでミンダナオの水田プロジェクトをやってるので参考になりました。一人が動くと世界が少しずつ変わっていき、人を救うことができます。私は学校にも毎日行かせてもらって不自由なく生活できています。ところが世界のどこかには学校にどうしてもいきたい子供たちがいます。そのような不平等な社会を変えていきたいと思いました。私たちも当たり前と感じてるものは当たり前ではないということを感じつつ生活していかないとなと思いました。メモ 難民の生活 1、国から小さな土地が与えられる 2、簡易な家が準備される 3、最初は食料や現金が配られるが、生活には不十分。 首都カンバラは栄えてる85%が農業 ウガンダメニュー さつまいも キャッサバ とうもろこし コメ バナナ 主食多め 米は他の穀物とくらべて高い値段で売ることができる。」
「先日は、お話どうもありがとうございました。 難民の方が1からやり直せる機会を提供するという取り組みをされていることを知って、難民支援の最前線では、もうそこまで進んでいるのかと感心させられました。
今までの難民支援では、支援を受けられる体制は、揃っていますが、その場しのぎの支援であって、持続的ではないと思っていたので、技術を提供してまた、コミュニティーを提供して、それで食べていけるようにするという取り組みは、これからの社会においてとても重要なことだと感じさせられました。
また、難民を実体験として経験した人々が社会復帰することによって、平等な社会へ向けた取り組みは、一層加速するだろうと考えました。
コツコツコツコツ今できることを見つけて前へ進んでいきたいと思います。」