初めての電子工作を応援します!
実用的な抵抗器(Ω)をテスターで測定する体験とカラーバンドの秘密
中学生になれば、「オームの法則」を皮切りに、いよいよ本格的な「電気」のフィールドに入っていくことになります。このオームの法則を自分のものとすることができたなら、ものすごく世界が広がって見えてきます。私自身もこのオームの法則がきっかけだったと思っています。もちろん理論的な計算の方法やパターン適用だけなら慣れでいかようにもなりますが、もっと大切なことは「より実感的な感覚」を自分のベースに埋め込むこと、、すなわち感性的なレイヤーで電気抵抗やオームの法則を感じることができるような本物の体験が大切なことだと思っています。しかも、実験用の教材ではなく実用されている抵抗器を相手にテスターで測定するという体験は、時に理屈通りにいかないこともあるのですが、それこそが本物を相手にした実際の体験であります。
授業でできるようになることを二つ紹介します。
1 テスタという測定器具をつかって、様々な抵抗器を測定することができるようになります。
・何オーム(抵抗を示す単位)かわからない抵抗器に対して、最適な「レンジ」を探しかなりの精度でしらべることができるようになります。
・テスターの「レンジ」という仕組みもとてもすばらしい人類の英知(知的財産的なアイデア)が含まれています。
2 様々なカラーの帯を見るだけで抵抗器の値を読むことができるようになります。
・抵抗器はカラーバンドで抵抗の値を表示するという実に興味深い方法を採用しています。
電子工作を始めるにあたっての本当にさわりだけの体験ではありますが、こういった原体験を潜り抜けてつかんだ感覚をもっているかどうかはこの先とても大きな違いとなってくるでしょう。
この分野に興味を持っている人にはぜひ読んでもらいたいページを見つけたので紹介します。
#1 抵抗の『カラーコード』について!一覧表・読み方・覚え方など! (https://detail-infomation.com/resistor-color-code/)
(沼田)