社会課題へアプローチしたい
京都国道の福島さんのお話を受けて
技術の授業では、来る未来にむけてどのような課題を見つけ、実際にアクションを動かしていくかという視点はとても大切であると考えています。技術科授業の本質的な部分へアプローチしようとしています。
2学期はブリッジコンテスト、アーチ橋づくり、モルタル強度試験をしてきましたが、3学期は京都国道の福島氏に来校いただき、社会資本と言われるインフラの現行の諸課題を提示していただき、現在の解決方法、その努力と成果をお話いただきました。
そして生徒の皆さんからは、気づきだけでなく、どのようなアクションを動かしたいかという意見もいただきました。
その意見を集約するためにGoogle Formを使って集約します。QRコードをiPad で読み取り、フォームへ接続します。(インタネットテクノロジー、デジタルデバイス、アナログの活動を組み合わせた授業展開になっています。)
生徒の皆さんからの意見です。
Q1 あなたならどんな課題にチャレンジしたいですか?
これからドローンや、VR技術で様々な仕事や作業が楽になると思う。なのでその利害をしっかり見極めていきたい。
・少子高齢化と同じように新しいものがどんどん減っていってしまって、インフラの老朽化がどんどん進んでいることについては、今日初めて知りました。私たちが知らないところでもたくさんこの国には課題があることを知りました。 実際に老朽化が進んでいるところに行ってみたり、今日のようにVRを使わせて頂いた授業をするなど、社会課題に興味を持ってもらえるようなプロジェクトを作ってみたいです。(1年H.M.)
・今回、まず福島さんのお話を聞き、全国にある橋や道路の高齢化、老朽化が進んでいて、車の重量オーバーや震災などで、かなり早い速度で道路などが老朽化してしまうことを知った。橋や道路の修理などはかなりのお金もかかることを知った。そして、少し老朽化が進んだ橋は放っておくとすぐに危ない状態になってしまうので、橋の点検も忘れないことが大切だと思った。VR体験をして、橋や風力発電の点検の大変さがわかった。現実は、風などが吹いていることもあると思うので、大変だと思った。ドローンの操縦は難しかったけどうまく飛ばせてよかった。 学校近くの橋の点検について、もっとより多くの人に関心を持ってもらえる様に工夫して、橋の点検や修理の大変さなどを知ってもらえる様なプロジェクトにしたいと思う。(1年K.T.)
・全国の橋梁などの老朽化が僕が思っていたよりも、深刻な問題になっていた事を今日知りました。これからは、今だけではなく、未来の事も考えていかないという事が分かりました。特殊高所技術の方達の大切さがよく分かりました。これからは、インフラの老朽化の早期発見に貢献できたら良いです。 今日僕が体験さしてもらった事などをいろいろな場所で体験会を開いて、たくさんの人たちにインフラの大切さを知ってもらえると良いと思います。(1年K.M.)
・京都だけでなく、全国に、多くの耐震補強の必要な橋や、修繕工事の必要な道路がたくさんあるので、もっと、一人一人が、インフラについて関心を持ち、今の日本のインフラの老朽化が進んでいるという現状を知っていく必要があると思います。また、老朽化で、危険な場所などを見つけたら、役所に報告をするなど、私達に出来ることもたくさんあるんだな。と思いました。 ドローンを使って、インフラの老朽化をうったえられるような映像を撮って、多くの人にインフラの老朽化について伝えられるプロジェクトをやってみたいです。(1年M.S.)
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授業で得た知識や本物の経験を通して、実際に動き出すプロジェクトを作っていきましょう。(沼田)