美しい作品を作る
良い作品は隅々まで設計されている
美しいものは隅々まで作り込まれています。今、どんなものを作るのかが問われています。ものづくりの向こう側に人々の幸せを見ながら、目の前のものづくりに真摯にアプローチしていくような本物の体験こそが、作り手の成長にもつながります。まずは市販のドライバーをよく見てください。限られた条件(仕様、材料、工法、コストなど)の中で、使い手を想像して共感しながら設計されています。意匠(デザイン)もそうです。生徒たちが作り出す作品も同様のことが言えます。与えられた材料と機械と手工具を使って、丹念に磨き上げていきます。最後までやり切った時、作品に美が宿るんだと感じています。生徒の皆さんの作品はどれもがとても素晴らしく、誇らしいものです。
同志社中学校で、ぜひ本格的なものづくり、本物の経験をしてほしいと願っています。(沼田)