ブリッジコンテストが国境を越えて広がった!
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韓国の教材会社MIRAEBACHIさんといっしょにブリッジコンテストキットのアイデアを
限られた材料の中でより強い構造物を作り、強度を自分たちで評価する取り組みであるブリッジコンテストは、1997年に同志社中学校で始め、翌年土木学会誌に記事を掲載していただいてからさまざまな学校に広まっていきました。
チームでアイデアを共有しながら強さと美しさとコストを考えながら、構造物を試作する取り組みは、材料力学や構造力学学習の先行経験になるだけでなく、チームビルディングの要素を含まれていて、海外での出張授業にうってつけだと考えていました。韓国の名門私学であるKyunguhee中学でのブリッジコンテストは、技術科の先生が私が自作した破壊装置を自作して待っていてくださいました。写真と図面を見せたら、あっという間に作ってくださったのです。おかげで授業をできました。
話はここからが始まりです。その授業実践を韓国の技術教師教育研究会でキム先生が発表されたとき多くの方が関心を寄せてくださり、学会に出席していた教材会社にあのようなキットをつくってくれないかという声がとても多かったとききます。
そのころ私はほかの国でも出張授業を展開しており、どうしても持ち運びできる破壊装置が必要になりました。スーツケースに収納できるものを作りたかったのです。そこで考えたのが次のブリッジコンテストキットです。
この記事を書いたとたんに、韓国の教材会社から連絡があり、韓国でも販売したいという声をいただきました。そして教材会社MIRAEBACHIさんは、私の装置をさらにバージョンアップされ、韓国で特許を取って商品化し販売されています。私自身、特許を取る段取りを見せていただくのは初めてでとても勉強になりました。しかも外国での特許申請。
→miraebachi 教材会社 bridge contest kit
そしてさらに韓国の技術家庭科の教科書に私たちの作ったブリッジコンテストキットの教材と単元が掲載されるようになりました。
ものづくりやビジネスはすでに国境を越えて展開されていますが、ささやかながら学校関係も国境を越えてアイデアを共有し、ともに次世代の子どもたちのために大人たちが手を取り合って頑張っているというお話の紹介でした。(knumata)
フィリピンでのブリッジコンテストの写真もあります。
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